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千葉セントラルタワーの前に、

マルセンという紳士服の店があり、

その隣が小さなお菓子屋でした。

 

この季節だけに売られていたのが金華糖と菱餅。

砂糖が珍しくて貴重だった時代、砂糖をふんだんに使い、

目もあやな彩りを施した金華糖は、節日にふさわしいものでした。

 

三間坂駅で砂糖菓子展 31日まで 懐かしい金花糖50点並ぶ | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

 

女の子の祭りにふさわしい桃や桜の花を彩ったものや、お雛様までありました。

5月の節句には、兜や城をかたどったものが登場し、

平成になっても、

この店では季節になると店頭のガラスケースに並べられていました。

今思うと、ここの店主が作っていたのでしょうか。

 

砂糖を形作っただけのものなので

子供心においしいものとは思えず、

季節感は感じましたが、食べたいとは思いませんでした。

 

ついでの話で恐縮ですが、

結婚式の引き出物の中に、

いつも甘い和菓子の詰め合わせがあったことを思い出します。

 

メインは40cmくらいの紅鯛の上生菓子で、

白いんげんの餡で、

外餡と中餡に分かれていていました。

 60cm

 

鯛の上生菓子

 

予算に応じて、

こだわり生産者_小浜屋03

鶴、亀、えび、扇、松竹梅など型を用いた、同様の生菓子で囲まれていました。

 

写真では20㎝×20㎝くらいですが、当時は60㎝×40㎝くらいの箱だった記憶です。

 

これをもらってくると、

しばらくおやつはこればかり。

甘いながらも、苦い思い出。

 

 

しかし子供心に残念なのは、

練りきりの代わりに砂糖のセット・

下の写真のように、

プリントされたビニール袋の中に砂糖が入っているだけのもの。

 

箱を開けて「祝い砂糖」だと、がっかりでした。

 

 

 

鯛の金花糖

鯛の金花糖はお祝いの席を華やかに飾ります