「静香」とのかかわりは40年近く前になるでしょうか、
妹の旦那が京都出身なので、そのご縁になります。
その頃は年配のご婦人がお店を守っていましたが、
今は引退されて親戚の方が引き継がれているそうです。
それまで京都の珈琲屋といえば
高田渡の「珈琲ブルース」の舞台である
「イノダ」一択でした。
店内は
かつてはタンゴでも流れていただろう蓄音機、一銭表示が残るレジスター。
昔の列車の座席を彷彿させるビロード張りの椅子。
漆喰の壁にタイル張りの床。
昭和初期であろう雰囲気が漂っていました。
一時期、千葉⇔広島間の往復を年3回続けていましたので、
その折は何度かお世話になりました。
あれから10年近くたちましたので、
ブログを書くにつけ、
現在の様子を知るために調べてみましたが
当時と変わらない姿が
書き綴られていました。
当時は、
珈琲もノリタケ製の金縁のカップに、
フレッシュクリームをあらかじめ注いで出していました。
私の知っている限りではネルドリップでしたが、
今は客が多いと抽出が間に合わず味が安定しないとのことで、
サイフォンに買えたそうです。
フルーツサンドがおいしそうです。