話のネタとして

本人の了解済で書いてます。

 

友人の兄(独身)がご逝去しました。

 

その兄が現金だけでも数億円の財産を残し、

億単位の遺産が転がり込んできたとのこと。

絶縁状態だったにもかかわらず、

彼が後処理をしたそうです。

 

 

残るは

ディズニーランドの花火が見える高層マンションの権利清算のみだそうです。

 

さすがにこの金額まで残すと、素人には手が出せない世界。

銀行や税理士をいれて整理をしたそうですが、

手数料だけでも500万円近くかかったそうです。

 

兄弟が絶縁した理由が金銭のトラブル、

その後始末をせざるを得ないとは

皮肉なものと言っていました。

 

 

 

 

友人は3兄弟の3男です。

長男夫婦はすでに亡く、2子が残されています。

50%の遺産は長男夫婦の子へいくそうですが、

面識ほぼないおじさんから突然のプレゼンんと。

 

亡くなった兄はフィリピンに愛人がおり

生前には数千万つぎ込んでいたとの話。

 

それが唯一の楽しみたとのことで

生前は彼女に分与の予定していたらしいですが

遺言がないため該当外のようです。

 

自宅マンションの自室で倒れていたところを

管理事務所の方が発見して今回に至ったのですが、

そのマンションは、所謂「サ住」

 

レストラン・診療所・ジム等完備の豪華マンション。

レストランも「なだ万」クラスの食事が、毎朝夕提供される

高級老人ホーム。

 

しかし、そこではあまり食事はせず

街の定食屋やセブンのお総菜パックなどで済ませて

庶民的な独身の生活を過ごしていたとのことです。

 

倒れた場所は、マンションの自室ですが、

発見されたきっかけは、

 

管理事務所のコンピューターが、

住人の在室の確認をしているにもかかわらず、

 

トイレの使用が数時間更新されなかったので

緊急事態発生と認知されたとのこと、

至れり尽くせりですね。

 

youtubeの動画に、

「死ぬときが一番金持ちの人が多い」というのがありましたが、

彼の兄も例外ではなかったようです。

 

頂いた遺産は、全額、貯蓄したそうです。

 

自分が脳卒中等で動けなくなったとき

この金と一緒に「姨捨山ならぬ爺捨山(介護施設)」に

連れて行ってもらうといっていました。

皆、自分の将来は迷惑をかけないよう

考えているようです。


ちなみに今回、葬儀はなく、

直送の火葬のみ。

 

「サ住」がすべて、

生前に契約したとおりに仕切ってくれて手間いらずだったので

 

遺骨と書類等の入った小箱一つのみを受け取り完了。

 

マンションの中は空室で清掃は住んでおり、塵一つない状態。

 

納骨だけで済んだそうです。

 

最近の「サ住」は、葬儀まで含んだプランや

オプションがそろっているのですね。

 

それだけ、孤独老人が死後の心配をしているということでしょうか。

 

自分も含め

高齢者と話して話題になることは、

家族に迷惑をかけずにいかに死ぬか。

 

70を過ぎると、自分の後始末について考えることが多くなります。