学生時代、忠犬ハチ公が渋谷の代名詞でした。
休日は渋谷で過ごすこと多く、「渋谷全線座」にはお世話になりました。
名画座「渋谷全線座」で映画を見て、「ライオン」で珈琲
お財布に豊かな資金があった時には
「壁の穴」でスパゲティを食べてのコースでした。
50年以上前から渋谷は若者の街と言われていましたが、
「ライオン」は繁華街から離れていました。
当時は
人通りがあったのは道玄坂の坂下までで、
登り切ると♨マークの旅館が割拠してましたので、
渋谷駅から10分も歩けば、
さみしい場所にあったのと感じるのは当然の時代です。
名曲喫茶「ライオン」はクラッシック音楽を聞く空間であり、
一杯の珈琲でゆったりと時間を過ごす店でした。
現在でも営業は続けており、
客席は
ほぼ全席が巨大スピーカーのほうを向き劇場のような作りで、
生演奏のような立体的で高音質な音楽を聴くことができます。
スピーカーの棚の下には、
それぞれ5000枚以上のレコードとCDがぎしりと詰め込まれており
聞きたい曲もリクエストすることができます。
ここの珈琲、
初代オーナーの従兄弟がイギリス・ロンドンの「ライオン・ベーカリー」という喫茶店で修業して覚えた1950年代のレシピを今も受け継いでいるのだとか。
このコーヒーを飲むだけでも来る価値はありそうです。
最近気になることは、どこにでもいるスマホをいじる客。
視界に入れたくないのですが、仕方がないですね。
※ 写真撮影・私語禁止なので、写真はお借りしました。