終活に入ると、
自分にとって懐かしい場所に再び訪れたくなります。
しかし、半世紀もたてば町並みは変わり
無機質なビルに代わってしまうことも多い中で、
お茶の水「ウイーン」の外観はそのままに残っています。
(ビルは使われていないようです。この隣の星乃珈琲はウイーンビル)
当時、都内の大学に進学を志す多くの人たちが聞いたのが
大学受験ラジオ講座、文化放送で22:30からの放送されていました。
提供は参考書といえば旺文社、
受験生は赤尾の「豆単」なる参考書は必ずと言っていいほど、購入しました。
(中学生はバラシリーズ、裏表紙に高村光太郎の「道程」が印刷)
この番組のオープニングは、大学祝典序曲が流れていました。
当時は予備校の数は少なく、
多くのリスナーがいたと思われます。
ちなみに、
代々木には 代々木ゼミナール
原宿には 代々木学院が
飯田橋には駿河台予備校があり
私が補習で利用していた
代々木学院は後になくなりました。
そんなラジオ講座を聞きながら
合格したらと想像していたのが、
喫茶店で教科書を広げながらコーヒーを飲む自分の姿。
夏はセミナーハウスでのゼミ合宿。
当時、絶大な人気を得ていた「百万人の英語」の講師五十嵐新次郎先生。