■3日目(2001/6/15)


自分を除く9人は、今日の午前中で今回のバス釣り部門を終える

さすがに皆気合が入っており、スタートも早い

自分はまだ1.5日分残っているが、なんとなくつられて、早々に出発

昨日のシェスタと昨夜早く寝たおかげで、体調は回復したようだ

まずはガイドに「TOPのポイントは聞いてきてくれた?」と確認

「お前の友達は昨日『墓場』で12Lbs釣ったそうだ。そこへ行こう」と言う

おいおい、誰も12Lbsなんか釣ってねーよ

と思うが、墓場の話は昨日聞いていたので、文句は無い

ポイントに着くとM&W艇も入っている

というか、昨日ここで良い思いをしたのは彼らで、こちらがお邪魔している格好だ

『墓場』は、ボートドックを出たすぐ右手のワンドにある

今減水していることを考えれば、普段は完璧に水中にあるのだろう


右側にはマリア像も見える

ダムを作る前に中に入っていた「納品物」は移動させたのだろうか?
 

マンメイド・ストラクチャーと言うのは不謹慎かもしれないが、半分水没した墓石の周りではシャッドは跳ねまくってるし、ボイルもしまくり

 

自分はクリスチャンではないが、さすがに踏絵をする気にはなれず、墓石等にはぶつけないようにチャグバグをキャストすると、数投目で出た

 

サイズは小さいものの、まずは昨日釣れなかったトップで釣れたことに満足

 

本日のテーマは「ハード系」なので、出来るだけ手持ちルアーをローテーションさせるため、ポッパー(名前は知らないが、TH氏オリジナルで日本では売っていない)にチェンジ

 

こちらは比較的コンスタントに出る

 

ペンシル系でドッグウォークさせるより、ポッパーでポコッ、ポコッとゆっくり動かした方が良いようだ

 

数は出るが、サイズに恵まれない(40Upくらいまで)

 

日が昇って気温が上昇すると、さすがにボイルが減って、トップへの反応が鈍ってきた

 

しかしまだ岸際ではシャッドの群れがざわめき、追われているのが判る

 

若干沈ませて見た方が良いかも、と思い、ワンマイナスをシャッドがざわついているあたりにキャスト

 

見事に当たって、一投目で5pounderをキャッチ

 

ガイドにルアーを外してもらったついでに、そのまま撮影

 

 

ワンマイナスとポッパーをローテーションさせていったが、その後は大した釣果も上がらず

 

ついに日が完全に昇り、シャッドを追うバスの気配は消えてしまったので移動

 

10分くらいかけて移動した先は小さ目のワンド

 

やはりフラットな地形の沖で「ワーム」である

 

「反対側に岩盤地帯があるのに、何度言ったら判るんだ?」と思いつつも、とりあえず指示通りワームを数投する

 

アタリ無し

 

「はい、じゃああっち」と岩場に移動して3,4本取る

 

内一尾はFAT FREE SHADにヒット

 

またまた時間をかけて移動した先も、シャローフラット沖

 

今回は立ち木が入っているだけマシかも

 

「2ヶ月前、ここはもっと水位が高くて、ウィードがいっぱい生えてて、デカいのが釣れたんだ」と言う

 

やっぱりその時期のパターンを引っ張っていたか・・・

 

水位は違うし、ウィードは枯れ果ててるし、スポーンからアフターになってるんだけどねぇ・・・

 

ま、このテの場所も釣れないことはないのだが、サイズが出ないのは昨日で判っている

 

「せめてハード系で」と立ち木周りにスピナーベイトを投げていると、40Upがヒット

 

そのまま立ち木群をFAT FREE流していくと今度は5Lbsが釣れた

 

 

10時くらいになって、かなり暑くなってきた

 

「そろそろサイズ取りに行くかな」と岸壁へ移動する

 

Gator Dogは残り少なくなってきたので温存し、大量にあるPOWER WORM10"をキャスト

 

ここのバスは非常にアグレッシブで、40cmに満たないような連中も平気で食ってくる

 

はっきり言って色は関係無し

 

岸壁沿いにボートを流しながら、平行に打っていくとずーっと釣れ続ける

 

POWER WORMを今回持ってきている中で最大の12"にサイズアップ

 

が、釣れるバスはいまいちサイズアップしない

 

午前の部終了間際になり、ようやく8.5Lbsが釣れた

 

とりあえず満足したので終了

 

帰着するとガイドが「午後からは別のガイドがつく」と言う

 

「あれ?明日(最終日)に変わるんじゃなかったかな?」と思ったが、とりあえず了承

 

握手して礼を言う

 

後で判ったが、彼は送迎ワゴンの運転手でもあるらしい

 

今日の午後マサトランに移動する他の9人を送る役目があるわけだ

 

昼食

 

皆はこれで終了し、午後は荷造りをして、マサトランへ向かうことになる

 

最終的に、撮影隊以外の7人は全員9Lbs以上を釣ったらしい

 

10Lbsオーバーは計6本だが、上は11Lbs止まりだったようだ

 

後1ヶ月早ければ全員が10Lbs以上、そして上は15Lbsくらいまでいったのではないだろうか

 

まぁ今回の釣果も十分凄かったが

 

昼食後は、撮影関係が慌しく行われる

 

ビデオの締めくくりと、KOTAのタックル(ヒットルアー等)の写真撮影

 

 

14時出発の予定が16時くらいになったが、どうせ暑いし、風も強いし、今夜から独りになるわけなので、名残を惜しんで結局ずーっと付き合い、出発も見送ることにした

 

まさかこんなあっさり10Pounderの目標をクリアしてしまうとは思わず、自分だけはバス釣りでギチギチのスケジュールを組んだが、海釣りに参加する時間は無いにせよ、せっかく初めての土地に行ったのだから、空港→湖→空港で終了させず、少しくらいマサトランの街を観光する時間を持てば良かった、とちょっと思っている

 

さて皆を見送り、残り3時間で午後の部開始

 

ボート脇まで行ったが、さすがに誰もいない

 

「ガイドは?」と聞きに戻ろうとすると、一人のアミーゴが走ってきた

 

どうやら彼が、TH&Kota艇から回ってきたガイドのようだ

 

期待大で彼と出発したが、いきなり連れていかれたのは、大海原の立ち木群

 

風も強いせいもあるが、立ち木にボートを係留して、のワーム袋を探り、ゲーリー10"グラブを出し「これでやれ」と言う

 

「KOTA艇のガイドはハード主体だったと聞いてるが、時間帯のせいか?」と思いつつキャスト

 

ガイドも空いてるタックルにテキサスリグ(シンカーとフックは自分で用意していたようだ)をセットし、ギドバグ(大)をキャストしている

 

ボートは立ち木に縛ってあるものの、風が強く大揺れ

 

しかも二人とも釣れない・・・

 

さすがに風が強すぎると諦めたのか、ポイント移動

 

かなり走って、風が比較的当たらない、岸壁に来た

 

小さな岬のようになっている部分を指して、「あの右側にキャストしろ」という

 

とりあえず言われた通りに投げて、ずるずる引っ張ってくるとワームが引っかかった

 

竿をぶんぶん振っても外れないので取りに行こうとした時、いきなりラインが走り始めた

 

ここまで根ガカリと勘違いするような事は初めてだったので、かなり大きいのでは?と期待大

 

上げてみると7.8Lbsだった

 

さすがにフックまでガッチリと飲み込まれている

 

ガイドが無理矢理外してくれたがかなりの出血

 

と、ガイドはバスをボートに付いてるライブウェルに放り込んだ

 

リリースを強制する気もなかったが「どうせ死んでしまうから」と言うので納得した

 

ところがこのガイド、結局その後釣れたバスは全部キープしていた

 

今週が終われば約3ヵ月半のレイク・クローズだし、休み中の食事を確保していたのだろうか?

 

自分でもせっせと釣ってキープしていた

 

結局午後はこの7pounderが最大だった

 

夕食はいつものように、カフェテリアへ

 

日本人団体様が帰り、もうレイク・クローズ間近ということで客は自分を含めた4人だけ

 

他の客と話をしながら、食事を取る

 

ちなみに今夜のおかずはバスの開き

 

あっさりした味付けで、臭みが抜けておらず、あまり美味くない

 

アフタースポーンで脂が抜けてるせいもあるのかもしれない

 

夕食を終え、自室に戻る

 

明日の午後には自分も空港へ向かわなくてはならないので、荷造りだけはしたが、さすがにまだ22時前で眠くないし、話し相手もいないので暇

 

デジカメ写真をあまり撮ってないことに気付き、とりあえずこの3日間のヒットルアーと、来たときから各部屋に置いてあったKOTAが表紙のBASSWESTマガジンを撮影

BASSWESTはKOTAが来るから置いてあったというわけではないと思うが

 

ついでにBASSWESTを読んでいると、眠気が襲ってきたので就寝

 

上段左から、FAT FREE SHAD、THポッパー、チャグバグ
二段目左から、FAT FREE SHAD、ワンマイナス、Gator Dog
三段目左から、ゲーリー8”グラブ、12" POWER WORM
下段左から、ゲーリー10"グラブ、10" POWER WORM

 

~最終日-帰国へ続く