司 「それでは最終日になりましたが、最終日の今日は「神と人間の関係は人間とミトコンドリアの関係と同じ」と題しまして真昼田さんにお話しして頂きます。
真昼田さん、よろしくお願いします。」

真昼 「よろしくお願いします。」

司 「真昼田さんがおっしゃる「神と人間の関係は人間とミトコンドリアの関係と同じ」というのは、どういう事なんでしょうか。」

真昼 「ミトコンドリアというものは、我々の体を構成している60兆もの細胞の中に存在する小器官で、酸素をエネルギーに変換しています。
生物が酸素を必要とするのは、ミトコンドリアでエネルギーを作る為であり、ミトコンドリアなくしては生命活動を維持する事は出来ません。

また、我々が単細胞時代…、単細胞と言っても阿呆だったという意味ではなく、原始の地球に発生した細胞は嫌気性、すなわち酸素が毒だったんです。何故なら酸素に触れると直ぐに酸化してしまうからです。

しかし、そんな単細胞にミトコンドリアという別の細胞が寄生します。

このミトコンドリアが、酸素をエネルギーに変えるシステムを持っていた為に、莫大なエネルギーを手に入れた細胞は分裂し始め、今日の生物が存在してる訳です。

ミトコンドリアが寄生したという根拠は、ミトコンドリアが独自のDNAを持っているからで、これは完全なる母系遺伝する事がわかっています。

このミトコンドリアDNAを辿るとアフリカに行き着き、その女性をミトコンドリアイブと呼ぶのです。」

司 「なるほど。昔、そのような内容で映画とかもありましたよね。」

真昼 「神も存在する、あるいは宇宙を作る上で膨大なエネルギーを必要とした筈です。
この神が必要とするエネルギーを仮に愛だとします。
神御自身が愛を感じる事もさる事ながら、独自のDNAを持つ人間も愛というエネルギーを発生させる存在だと言えないでしょうか。

人生は突き詰めれば愛を求める旅のようなものです。
愛なくして存在出来ないのが人間です。

では、何故神は個性を持つ人間をつくられたのか?
それは、一人として同じ人生のない個々人が感じる千差万別の愛をエネルギーとする事で、無限のエネルギーを生み出す事が出来るのではないでしょうか。
すなわち、一つとして無駄な人生はなく、一人として無駄な人はいないという事になります。

そして、一人一人が、かけがえのない人生の中で如何に愛を感じて生きるかという事が、最終的に神の、あるいは宇宙を存在させるためのエネルギーであるからなのです。」

司 「真昼田さん、素晴らしい話しですが、若干教祖っぽい匂いもチラホラ感じるんですが、まさか、今流行りの分派でも作るつもりじゃないでしょうね。」

真昼 「きっ、君!なっ、なにを言ってるんだ。わっ、私が分派を作ろうとしてるだって、そっ、そんな事ある訳ないじゃないか。
100人のグループを作って一人月会費を一万集めれば月収100万になるとか、その中から可愛い子を選らんでプチハーレムを作るとか、そっ、そんな事考えてる訳ないだろ。」

司 「え~、このように、どんなに口で上手い事言っても、結局自分の欲望を満たす為に宗教を笠に着る輩がいますから、皆様も充分ご注意下さい。
また、隣り村でも分派の危険を訴えていますが、一番危険なのはお前(T教会)じゃ!というツッコミもお忘れなく。」

真昼 「え~、まだまだ私の話しを聞きたい方は、ぜひ…」

司 「はい、お時間になりましたので終了させて頂きます。
また、お会いしましょう!」

真昼 「ちょっ、ちょっと待て!
ここからが重要なんだ。
わ~、皆んな帰るんじゃない!」



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