昔々、人里離れた村で静かに暮らす人々がいた。ある日、そんな平穏な村をタタリ神が襲って来た。
「キヨダイラにあるタタラバに騙された!」と言いながら、呪いを振りまいた。
その村に住むアッシッタカという誠実で誰からも慕われる青年は、村人を守るために自らの体に呪いを受けてしまった。その村の長は
「その呪いはやがて肉を腐らせ骨を砕くだろう。しかし、其方が曇りなき眼で物事を見定めるなら、もしかしたら助かるかも知れん…」
アッシッタカは呪いの原因となったキヨダイラにあるタタラバを訪れるのであった。
そのタタラバは、テボシという女頭領が治める所で、そこに住む者たち、特に女を中心として4日5晩体を叩き続ける過酷な仕事をしていた。
テボシはアッシッタカの能力を見抜き、テボシの秘密の4LDKのマンションを見せ一緒にこの国を治めようと言った。
しかし、アッシッタカは皆に真実を伝えよと言うと、怒ったテボシは役事という袋叩きにし、山に捨てた。
そこに、もののけ姫2世が通りかかりアッシッタカを助けた。
アッシッタカは、もののけ姫2世が何故もののけと共にいるのか、山犬に訪ねた。
「あの娘は、タタラバから学校に通うようになってから、凄惨なイジメにあったそうだ。それに対抗する為に髪の毛を少し明るくしたり、少し反抗的な態度を取るようになると、親はもののけが入ったと気を失うまで全身を叩き、部屋から出られないようにしたんだ。学校で唯一庇ってくれた男の子に対しても、二度と会うなと言いに行ったのさ。
あの娘は絶望の中、タタラバを逃げ出し、山の中を彷徨い、木の皮で飢えをしのぎ、凍死する寸前の所を我々が助けたんだ。」
「理由はどうあれ、あの娘を解き放て、あの娘は2世だぞ!」
「黙れ小僧!お前にあの娘が救えるか!親がシンコウを守る為に、自分達の操り人形にしようとした、憐れで可哀想な私の娘を!」
アッシッタカには答えが見えなかった。親と共に自分を殺して生きるのか、多く傷つけられても自分の意思で生きるのか…
つづく