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ある地方に広大な土地を持つ地主がいました。ある時、地主は若くて優秀な大勢の農夫を集め、こう言った。
「さぁ、これからお前達にこの土地と種を分け与える。ここから多くの作物を実らせよ。わたしはそれらを食べる事の出来ない貧しい人々に分け与える。」
若い農夫たちは、地主の高名な理念に感動し、自分達の全てを捨てて作物を作る事にした。

農夫達の努力が実り、その土地には非常に多くの作物が実った。その様子を地主が見て、良くやったといい祝福して、その作物の半分を持って行った。

農夫達は更に努力し、翌年は更に多くの作物が取れた。地主は再び祝福して、今度はその7割を持って行った。
その翌年も豊作で、今度はその9割を持って行った。

しかし、その次の年はマスコミと呼ばれる台風が来て、作物がほとんど取れなかったが、地主は
「お前達の努力が足りない!借りてでも作物を持って来い」と言った。

若い農夫達もそれぞれ家庭を持つようになっていたが、あまりに厳しい年貢の取り立てに生活もままならず、何時しか人々も半分以下になっていった。

一人の農夫が、このままでは農園は潰れてしまうと現状を報告しに地主の家に行く事にした。

初めて訪れた地主の家は絢爛豪華で、中では飲めや歌えの饗宴が毎夜繰り広げられていた。その中には地主から派遣された取税人たちも酒池肉林の宴に溺れていた。

真面目な農夫は、何とか地主に窮状を伝えたが、地主は金貨を渡し
「ここで見た事は誰にも伝えるな」
と言った。
農夫は、今も真面目に理想の為に働いている仲間を思い、金貨を玄関に置いて帰った。

農園で地主の家で見た事を仲間に話すと「そんな事あるはずがない!」と言いながら怒った農夫たちに農園を追い出されてしまった。
農夫は、家族と共にカタキが住むと言われた世界に追いやられてしまった。

カタキ世界のある一人の人が、倒れていた農夫家族を憐れに思い、「土地を貸し種をあげるから、それで生活しなさい」
と言った。
農夫は、「では、毎年どれくらいの作物を返せば良いですか?」
と聞くと、
「あなたが充分生活出来るようになったら、あなたと同じように困っている人に、無理のない範囲で与えたら良い。」と言った。