十四夜、待宵の月

お月さまとお団子とススキと兎、これぞお月見の定番です

娘や息子達が小さい頃、毎年お供えをするススキを一緒に採りに行った。

自宅から車で少し行っただけで、ススキ畑が広がっている所があったけれど、今はソーラーパネルが並んでいる。

いつの頃からか、山の斜面、ちょっとした空き地や畑だった所が、ソーラーパネルで埋め尽くされてしまった。

中には使用されなくなったのか、蔓草に覆われているパネルもある。

でも、それらは面積的には狭い。

メガソーラーというのかしら？

数年前テレビに映し出された、熱海の土砂崩れの悲惨さに驚いたけれど、同時に映し出された、その現場の横のメガソーラーパネルの面積の広さに、違った意味で驚いたわ。

ウチの方にも、小高い山に敷き詰められた、広大なパネル群がある。

太陽光が反射し、それはまるで銀色に輝く湖のようだ。

昔は甍の波、現代は銀色に輝くソーラーパネルの波。

自然光を取り込むために、自然を破壊するというジレンマ。

この先、どうなってしまうのかしら？

こんな田舎でも、今は道端に生えているススキを見つけて、採るようになってしまった。

『中秋の名月』からススキ、そしてソーラーパネルへ話が飛んじゃったわ　

今夜は、良い月を見られるといいわね　

今宵は中秋の名月