先日、入院中の父の容態急変がありました。
朝方、病院から電話があり
現在の父の様子・可能性のある原因…
『様態安定のために、人工呼吸器をつけますか?』との問い
寝ぼけた耳へ、矢継ぎ早に話されると
『延命処置はしなくていい』という父の言葉が、頭に浮かびました。
でも
『死ぬかもしれない』という状況を助けれそうなのに
拒否していいものなのか…
父の意志の尊重はどうすれば良いのか・・・
私が『人工呼吸器は延命ということですか?』と聞くと
『基本的には、一度つけたら人の手では外せません。どうしますか?』
先生からは『延命治療』という言葉が出ないので
『延命治療はしなくて良い・・・・』という父の意志を尊重すべきなのかの
判断が、なかなか出来ずにいました。
結果的には、
すぐに人工呼吸器をつけなくても良かったのですが
治療のために人工呼吸器を一時つけたりもありました。
まだ、入院中です
私の中で嫌い寄りだった父の存在。
そんな父なのに、
その日の夜、自宅へ戻り
安定しない様態を想うと、
子どもたちの前でも、涙が止まらずに居ました。
子どもたちの『何で泣いてるの?』との質問に
『じいちゃんが死にそうだから、悲しくてないてるの。
子供1子供2も、じいちゃん居なくなったら
寂しいでしょ??』と答えると
子供1が
『全然寂しくないょ』
とさらっと言いました
予想外の返事に流れる涙も止まり・・・
理由を聞くと
『だって死んだらお空にのぼって、ずっと見よってくれるけん』
当たり前の様な表情で5歳児が答えていました
そして どや顔&謎の決めポーズ
私 : 死ぬこと=居なくなる=怖い
子ども: 死ぬこと=お空にいる=いつもそばにいる
私の中では、妙に腑に落ちて
笑ってしまいました
自分が『怖い』と感じている事を変えてくれ・・・
腑に落ちた時のなんとも言えない安心感と心地よさ。
自分の価値観だけではなく、いろいろな人の話を聞いて
自分の置かれている状況を変えられる事を
子供に教えてもらった気がします。
利用者の方々にも
その様に感じてもらえるような支援を
してるかなぁと日々を振り返り、
していかなくちゃないけないなと思いました。
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