白露の候朝夕はようやく凌ぎやすくなってまいりました。
皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて今日の話題は冒頭の挨拶で使いましたこの「白露」。
丁度今日辺りからが「白露」だそうで。
「白露」とは、大気が冷えてきて、植物にも露が出て、葉の緑が白く輝くように見え始める頃という意味です。
明け方、草木に露がつくことが多くなり、秋の気配を感じられるようになる時期です。白露=白い露なので、イメージしやすいと思います。
日中は暑さが続いていますが、朝夕が一気に移り変わり、地方では朝冷えがする季節に変わっています。
冷え込みが始まるので肌掛けが必要になる方もいるかと思います。丁度そういう時期が白露になります。
秋の季語にも白露は使われています。
「秋草(あきくさ)に、置く白露(しらつゆ)の、飽(あ)かずのみ、相(あい)見るものを、月(つき)をし待たむ」
大伴家持のこの歌は有名ですね。
読み方は「はくろ」。大気が冷えてきて露を結び始めるころという意味です。暦の上で白露というと、9月7日ごろから次の二十四節気(にじゅうしせっき)の秋分(しゅうぶん)前日まで、9月7日頃から9月21日頃までの期間をいいます。
白露の時期を三つに分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、初候(9月7日頃から9月11日頃)は草露白(くさのつゆしろし)。次候(9月12日頃から9月16日頃)は鶺鴒鳴(せきれいなく)。末候(9月17日頃から9月21日頃)は玄鳥去(つばめさる)と呼びます。
白露は毎年変わるそうで例年9月7〜8日頃を指します。
2018年は9月8日。太陽黄経が165度を通る日にあたります。秋分(例年9月23日頃)の前日までが白露と言います。
道理で最近朝起きる頃はくしゃみが出そうになるわけだ
「はっくろ!」てな具合に。
それでは皆様、徐々に朝夕冷え込んでまいりますので、体調を崩されませんようくれぐれもご自愛くださいませ。
ゆたかの里 佐藤
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