自立の為に | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

本格的に寒くなってきましたが風邪などひかれてないでしょうか?

 

レジデンス大村には現在たくさんのカレッジ生が生活されています。

みなさんいろんな将来の夢を持ち毎日頑張っています。

 

その中で一番みなさんが目指していることが一人暮らしをするという事です。

 

でも、一人暮らしをするということは利用者さんたちが思っている以上に

大変な事です。

 

以前、行政からのアンケートに

将来一人暮らしを希望されている利用者様が答えるときに

「(一人暮らしで)困ったことがあれば(レジデンス大村の)職員が来てくれるから大丈夫です」

と言われたことがありました。

 

でも、一人暮らしを始めたら職員が手助けできることは限られ、

ヘルパーさんや相談支援センターの職員さんに相談するようになるのだと

説明するとすごく困った顔をされていることがありました。

 

もちろんいろんな福祉機関のサポートを受けながら

一人暮らしをしても心配ない状態でレジデンス大村から巣立っていくのですが

これまでの様に常に職員がいて、相談できる状態ではなくなるのです。

 

だから、一人暮らしを始めた時に自信を持って自活生活を送ってもらえるように

ちょっとずつでもできることを増やしてほしい思いながら

支援を続けています。

 

レジデンス大村に来たばかりの頃は

 

歩いて3分の所にコンビニがあるのに

お菓子を買いに行くから車で連れて行ってほしい!

 

お部屋の掃除も職員にしてほしい!

 

掃除機も、カーテンを開けることも

ゴミ箱からごみを取り出すのもやって欲しいと、

何でも職員にしてもらいたいと言っていた利用者さんたちですが

 

少しずつ小さな事でもいいので自分でできることを増やしてもらおうと

一緒に歩いてコンビニへ行ったり

一緒に掃除をしながら、掃除の仕方を教えたり

根気強く支援を繰り返した結果

 

やりたくないと、反発されることもありましたが

今では職員に言われなくても

洗濯・部屋の片づけを自分でできるようになり

一人で買い物へ行ったり、

加湿器の水を自分で補充したり

 

それまで食後に無言で立ち去っていた利用者さんも

「ごちそうさまでした」といえるようになりました。

 

小さなことですが一人でできることが少しずつ増えてきました。

 

健常者の人達から見たら些細な事かもしれまでんが、

利用者様たちには大きなことです。

小さな歩幅ですが少しずつできることを増やし前に進んでいます。

 

利用さんの夢をかなえるために

職員も利用者様がレジデンス大村から旅立つ日まで

精一杯支援をさせていただきたいと思います。

 

レジデンス大村の川口でした。

 

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