2月3日、節分行事を行いました。
昼食は恵方巻き、午後のレクリエーションでは、職員主催の音楽レクリエーションと豆まきを行いました。
YOUYOU館では、行事の少し前から利用者さんへの動機づけを始めます。日中や食前レクリエーションで、その行事の成り立ちや、それにちなんだお話を利用者の皆さんと一緒に考える形で再認識し想像を膨らませておいていただくためです。
それをするのとしないのとでは、本番の盛り上がりや皆さんの意気込みが変わってきます。
今回の節分の動機づけの際、皆さんのしーーーんとした時間が一番続いたのは、「「節分」と「立春」はどちらが先・・・?」という問いかけでした。私も実際、今年初めて意識して考えたかも・・と思いましたが、それ以上に皆、私に聞かないでオーラを放っていました。
そんなこんなで、本番。
職員扮する鬼に、本気で驚いて、中にいる私の目には、泣き顔に近い方、戦闘モードの方、知らん顔の方・・・様々なお顔を拝見することができ、達成感に満ち溢れました、私が。
食後や豆まきのあと、皆さんの満足感・達成感も知りたくて、「何食べました?」「何しました?」「どう感じました?」と、伺いました。職員にとっては、これも大事な作業です。次回に繋げるためにも、その方々の現状を知るためにも。
現在、YOUYOU館の介護度は結構上がってきており、それに比例するように、昔を思い出す事や短期記憶をするのが難しく、自ら、気分転換や他者との交流を図れない人が多くなっています。
そのために、動機づけや行事の後の振り返りを通し、行事全体を楽しんでいただくように努めなければなりません。
利用者さん目線で、臨機応変にケアができるような事業所でありたいと思った節分でした。