早いもので私がカレッジに勤め始めてもうすぐ2年が経とうとしています。
思い返せば、福祉に関して右も左もわからない私。
青年期をむかえようとしている学生をどう支援したらいいのか、どう関わったらいいのか悩んだ時期がありました。上司の指導にもついていけず、1週間で撃沈でした。
しかし、ここまで続けてこれたのは同僚の支えがあったからだと思います。撃沈した者同士
「上司の方が厳しく指導してくださるのは、期待されているからだよ」
と、お互いに支えあってここまで続けることができました。
現在、管理者として悩ましいこともあります。それは人材育成。私のような若輩者が口にするのもおこがましいのですが・・・(笑)
仕事で悩んでいる新職員を見ていると、自分も同じだったことを思い出します。
ある書籍で読んだことがあります。
「・・・・人はそれに応じた育ち方をする。
子を見れば親が分かり
部下を見れば、上司が分かり
社員を見れば、社長が分かる。
人が勝手にひとりで育つことはない。
人が育てたように、育っている。
人を育てたければ、自分が育つ姿を見せることである。」
ある職員に伝えました。
「学生は自分の鏡だよ。自分が感じたように学生も感じているはずだから。私たちが学生を探るように、学生も私たちを探ってるよ。焦らず、そうやって信頼関係を少しずつ築いていけばいいんだよ。楽しまなきゃだから焦る必要はないよ。」
ある職員には
「声かけって、相手にどう伝えるか、どう伝わっているかで相手の反応も返ってくるんじゃない?同じ言葉でも声のトーンや大きさで相手の心にも響き具合が違うだろうし、A君に良くても、B君ではダメとか。一人一人違うんだから、そこは経験を積んでいくしかないよ。焦らないで!」
ある職員には
「仕事が大変って一人で抱え込まずに職員同士、協力し合って声かけようね。カレッジ間に壁はないよ。どこのカレッジの職員も同じ。いいな~と思う教材は提供しあえばいいんだよ。」
今、こうやってアドバイスできるのも上司に恵まれてきたからだと思います。今までの上司の方が私を育てて下さったから、今の自分がある。
だから、同じように私も新職員を育てていきたい、いやまだまだの私、一緒に育っていきたいと思います。
それがきっと自分の鏡だと思うから・・・。
カレッジながさき 山本