~週末の倉田かおる!
大阪市西区立売堀にて薫風政治塾開催その①~

~週末の倉田かおる!
大阪市西区立売堀にて薫風政治塾開催その②~

~週末の倉田かおる!
大阪市西区立売堀にて薫風政治塾開催その③~

 おはようございます。1月20日(月)池田の朝は晴天のスタートです。

 今日はえらく重たいタイトルで書かせていただくことにします。沖縄の名護の市長選挙の結果が出ました。「4000票以上の差をつけて、基地移設反対派の現職市長当選」という結果になりました。現地の状況を詳しく知らない私からは「予想通り」とも「予想外」とも申し上げようがありません。
 私としては、この結果を見て、「安倍政権に打撃」とか「もう一度一から考え直す機会に」と、大騒ぎすることについて違和感を覚えています。

 普天間の基地をいわゆる嫌悪施設ととらえるなら、宜野湾市のみなさんは「移設に賛成」で名護市のみなさんは「反対」となるのはある意味当然だからです。そこをもう少し深く、幅広く、いろんな観点から考えてほしい。そのために県としてできることはする、政府としてできることはする、何とか了解をしてほしい。とまあこういうことになるのでしょう。そのための説明が十分であったのかどうかは別として、名護市民の判断は「NO」と出たわけです。

 だから政府としても沖縄県としても「すべてを白紙に戻す」ということにはならない。これが日本の自治の仕組み、制度です。これを認めたら、日本国内のあらゆる嫌悪施設の多くは撤去を余儀なくされるでしょうし、新しく設置する場所はほとんど見つからないということになるのではないでしょうか。

 稲嶺名護市長としては市民を代表する市長という立場からあらゆる手段、法的措置を講じて市民の意思である基地移転に反対することはとりあえず、市長の仕事、責務であるでしょう。

 仲井真知事としては、沖縄県全体のことを、沖縄県民のことを考えたうえで移転に同意されたのですから、今回の結果を受けてどうこう言う必要は全くないと思います。今回の選挙結果を見て「辞職する意向はないのか」と尋ねた記者がいるようですがとんでもない間違い質問です。

 「最低でも県外」といった一国の代表者の責任こそ改めて問われるべきかも?これももうその人はその任におられないのですから。今、その任におられる方の責任や重大です。

 私は池田市長時代に基礎自治体の首長は少々エゴであっても仕方がない。「池田市長としては池田市が平和であり、池田市民が幸せならそれでいいのですから。」よくそう申し上げたものです。

 そうすると大阪府知事は大阪府が、大阪府民がとなりますし、総理は日本国民が、日本がとなってきます。
 一家の長はまず我が家の安全や平和を願うのは当然です。

 シングルイシュー選挙のむつかしさを示した名護市長選挙、紆余曲折を繰り返しながら次なる判断は沖縄県知事選挙における沖縄県民の判断に待たれることになることでしょう・・・。それが結果として遠回りとなっても、それはやむを得ないことです、それが日本の自治の仕組みなのですから。

 またまた、少々長くなってしまいましたが、我慢してお目通しくださった皆さん、ありがとうございました。
 そして今日も一日、明るく楽しく元気に頑張ってくださいね!