おはようございます。2月7日(木)池田の朝は小雨模様のスタートです。

 昨日の池田ロータリークラブの卓話では大津や大阪市での事件を例に「教育委員会制度」についてお話しさせていただきました。教育長と教育委員長、ロータリアンは別として皆さん知っているようで知らないんですよね。
 「市立小中学校の先生の人事権は当然市長にあるんでしょ」とまあそんな感じです。市長ではなくて教育委員会です、実はそれも都道府県のです。
 「じゃあ教育委員長と教育長はどちらが上」というと勿論教育委員長です。でもその教育委員長は非常勤で持ち回り、教育長は常勤で多くの教育事務職員を統括しているのです。この辺が教育委員会制度の矛盾の一つかも。

 大津市長は今回の問題を受けて「教育人事権の移譲」を文科省に要望されたとか。まず教育人事権は市町村教育委員会にはなくて(大阪市のような政令市は別ですが)府県の教育委員会にあります。だからその教職員の人事権を市の教育委員会に移譲して欲しいということです。
 要望先が間違っています。要望先は滋賀県知事です。滋賀県教育委員会です。大阪ではすでに始まっています。豊中・箕面・池田・豊能・能勢の3市2町ではこの春から教職員の人事権が移譲されることになっています。
 「府県の特例条例によって、教職員の人事権移譲は可能」との見解がすでに文部科学省から出されています。大阪府では早速特例条例を制定されましたので3市2町はそれぞれの市町で条例化してその移譲を受けたということです。日本で初めてのことです。

 私としては大阪のこの人事権移譲の例がいい前例として全国に広がって教育の分野での地方分権が進むことを願っています。

 今日はお昼に大阪市内で打合せその後は事務所で「倉田薫と1000人の会」の作業、そして夜は役者の息子と食事の予定になっています。

 ということで皆さん、今日も一日、明るく楽しく、元気に頑張りましょう!