おはようございます。8月29日(水)池田の朝は曇り空のスタートです。

 「大都市地域特別区設置法」といいます。これがいわゆる「大阪都法案」の正式名称です。人口200万人以上を構成する地域においては東京都の区と同じように、公選の区長や議会を置く特別区を設置する事ができるというものです。特定の地域限定の新しい制度を実施するには当然のことながら当該地域住民の意思を確認するという行為、住民投票が必要になります。

 橋下市長の唱え続けてきた「大阪都」が法律が成立する事によって新しい局面を迎えることになります。制度(法律)上無理だったものが法律上では可能になるのですから、あとはそれぞれの地域の問題として、それぞれの地域の判断で進めるもよし、現状のままでも良しということになります。当面進めて行くのは大阪で、名古屋、横浜などの他地域においてはとりあえず大阪のお手並み拝見ということになるようです。

 大阪から中央政府、各政党に対して投げられたボールが、法律が成立する事によって形を整えて今度は大阪に投げ返されることになります。そのボールを手にした時から大阪の新たな取り組みが始まります。大阪都の実現のためにはクリアーしなければならないハードルがたくさんあって、そんなに甘くはありません。
 一番肝心なことは「夢の大阪都」を現実のものとしてまずは大阪市民が受け入れるかどうかです。大阪都とは実際問題として市民生活がどう変わることなのか、それが市民にとってどう良くなるのかということをわかりやすく説明する必要があります。

 ちなみに私はそんなに大きく変わる、良くなるとは思えませんが日本地方自治の中における大都市問題という懸案事項に一石を投じたことは評価しています。だからと言って一気に「大阪都」気持ちは分かりますがそう簡単には進まないと思っています。
 新しいステージへと進む大阪都問題、冷静に注視していきましょう。

 今日は池田市日中友好協会の事務局会議がありますので出席して混合の運営等について協議する予定です。特に日中、日韓の問題が話題になっている今日この頃ですから、理事会の開催も含めて協議させていただこうと思っています。

 ということで皆さん、今日も1日、明るく楽しく、元気に頑張りましょう!