おはようございます。3月16日(金)池田の朝は晴天のスタートです。

 4日間のご無沙汰でした。私はリフレッシュを兼ねて夏の終わりのシドニーへ行ってきました。オーストラリアは持ち前のおおらかさと資源の豊かさもあってでしょうか、経済環境は非常に安定しているという感じを受けました。そのオーストラリアの経済を押し上げるパワーはもはや日本では無く、韓国と中国であることも目の当たりにして参りました。「中国が元気な間はオーストラリアの経済は大丈夫!」「いや持ち前のおおらかさがオーストラリアの経済を支えているのかも」とは池田市の市民交流大使の鴨粕さんの話でした。

 「メンツ争いの末、児童手当」今朝の朝刊の見出しです。「現行法は今月中に成立しなければ4月から旧来の児童手当が復活する構成となっており、結局民主党は最大の譲歩を迫られた」とも書いてありました。
 昨年のちょうど今頃、私は全国市長会の社会文教委員長として衆議院の予算委員会に参考人としてお招きを受けてこの「こども手当て」について発言させていただきました。前述と同じ話、このままで4月を迎えることになると、子ども手当てが無くなって旧の児童手当制度に戻ることになる、そうなると市町村の現場は大混乱となり、ひいては対象の国民に多大の迷惑をかけることになる。与党も野党も無い、国民に多大の迷惑をかけるようなことだけは避けて欲しい。現場の首長を代表してそのように申し上げさせていただきました。1年前のことです。
 結果はいわゆる「つなぎ法案」で処理されました。根本の解決は別として現場に混乱が起こることを避けるためにとりあえず現行の子ども手当て制度を継続するというものです。そして1年経って、3月の中旬になって「メンツ争いの末、児童手当」です。この1年何をしてこられたのでしょうか。
 勿論震災の復旧や、社会保障と税の一体改革などなど懸案事項はたくさんあったことでしょう。でもでも何かせっぱつまらないと処理できない、学生時代の一夜漬け勉強を思い出しそうな対応には驚くばかりです。
 「子どものための手当て」に固執した民主党に対して自公両党は大反発、結局名称を「児童手当」とすることで合意し、民主党は名称で折れる一方で「子どものいる家庭すべてを支援する」との当初方針をかろうじて守った。記事はこう締めくくってありました。建て前やメンツで政治をしている時期ではないように思うのですがいかがでしょうか。もっと大胆に取り組むかさも無ければもっと大雑把、おおらかに取り組むことも一考かも・・・。

 ということで今日は、事務所に出勤の後、10時に来客、午後は1時から「薫風政治塾」についての取材をお受けする予定です。そして夜は、またまた楽しい食事会にお招きをいただいています。

 それでは皆さん、今日も一日、明るく楽しく、元気に頑張りましょう!