そこからはもう、水を得た魚のようにイキイキと動きます。
そこからはもう、水を得た魚のようにイキイキと動きます。
店長の坂本です。
ご高齢の方に関わるお仕事をしていると、それもう膨大な数のお別れをする定めです。お亡くなりになるという別れもあれば、施設入所されるというお別れもあります(また会おうと思えば会えるのですが)。
この度も、長年二本木交茶店のご利用者様が1名、ご入所されました。
仮にAさんと呼ばせて頂きます。
多職種で構成されるケアチームが支援し、おそらくこれ以上ないくらいBESTなタイミングでのご入所を実現できたのではないでしょうか。そう思いたい。最後に在籍した10月、スタッフがAさんを撮影した写真は数十枚。スタッフも、思い残すことが無いようにAさんと最後に過ごす時間を大切に味わったのだと思います。
二本木交茶店は、毎回このようなお別れするにあたり、引継ぎアルバムを作ります。
施設入所される場合、Aさんの生活に必要な情報はケアマネジャーさんからのアセスメント表しかないのが基本です。
しかし、Aさんと一番(場合によっては家族よりも)長い時間を過ごしているのは私たちデイサービススタッフです。
ご病気や経済状況、大まかな生活歴はケアマネさんの情報は正確です。しかし、「Aさんが何を大切にし、どんなことが苦手か」など、「人そのもの」をもっとも表現する為の情報量は多くはないのだと思います。
何より、「写真」という情報量。
二本木交茶店では、月平均500枚撮影します。忙しい現場職員さんに「Aさんがどんな人か」を認識してもらうには活動中の写真はとても有効です。
そして何よりこれがとても重要なのですが、Aさんが、私たち(他の利用者さんからも)にどれほど大切に、想われていた存在か。その重みを伝えたい!
今回、Aさんが在籍してくださった2016年からの写真を月ごとにまとめ、Aさんの生活パターンや苦手なこと、得意なこと、大好きな会話のネタなどをまとめて入所施設にお持ちしました。
私たちは、定員10名の小規模なデイサービスで提供しているケアや見守りが、50数名の利用者さんを一桁のスタッフでケアする入所施設で再現してもらえることを期待しているわけではありません。
ただ、生活のステージが変わったときに、その担い手となる方たちへ、ちゃんとバトンは渡したい。
Aさんは、「夕焼け小焼け」のダンスがとても上手です。
もう、その気合と指先まで神経が張り詰めた演技に感動です。
でもそれもだんだんと失われていくものなのでしょう、
でも、それって「知っておきたい!」
これが介護職のマインドです。
これからも、大切な人のバトンを渡す役割をしっかり果たしていきたいです。