《世界でいちばん美しい村》
 

新型コロナウィルス の影響で学校を始めとしてさまざまな活動に影響が出ています。

のような状況で、映画「世界でいちばん美しい村」(監督:石川梵、2017)の

無料配信が3月6日から3日間にわたり行われ、友人たちと鑑賞しました。

(現在は期間が終了したため、無料配信は終了しています)

http://himalaya-laprak.com/news/2284/



映画の解説には、
「この映画は5年前の4月25日、ネパールを大地震が襲い壊滅的打撃を受けたある村の話です。しかし、人々はそこから立ち上がり、手を携えて前へ進んでいきました。」

とあります。


山の斜面にある集落で暮らす人たちのドキュメンタリー映画。

会場に到着するのが遅れて全部を観れなかったのだけど、
1番最後にでてくる
 

『絶望の先に本当の希望があった』

というひとことが、わたしがこの映画から受けとったメッセージでした。

…と書くとなんだかクサいのだけど。


日本と映画の舞台である、ラプラックを比較するのは難しいのかもしれないと思うものの、

丁寧に自分の思いと向き合いながら生きている村の人たちをみていて、

東日本大震災を経験した私たちと、「復興」の中身が少し違って見えました。

わたしは震災や、同時に起こった原発事故について、

考えず忘れるよう急かされているように感じてしまう事があります。

この村の人たちは、急かされて忘れるのではなく、

悲しみを抱きしめながら少しずつ歩みを進めているようで、

「復興」には「心の復興」が大事なんだと教えてくれているようで、

ふっと我に返った気持ちになりました。

 

こうして時々我に返りながら、大事なことを確かめつつ、

時間がかかっても、「心もともに」復興に向けていきたいと思います。


機会があれば観てください。



今年も3.11を迎えました。


また1年が積み重なります。


東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。