生活保護受給者から、現制度での困り事相談が増えている
相談センター設立から9年3ヶ月、相談件数は延べ1300件に達しようとしています。この中で生活保護に関する相談が2割近く占めています。ここ数年の傾向として、生活保護受給者からの相談が増えています。今年に入ってからもこの9月で生活保護に関する相談は19件になり、半数近くが生活保護受給者からのものです。
主な内容は、「家賃が高い、引越を」「クーラーが故障したが、修理は自費でと言われた」「部屋が狭い、暑い、引越を申し出たが、ダメといわれた」など、最近の社会状況に合わない保護条件にも大きな問題があるように思われます。
生活保護基準の引き下げは違憲だとして全国で裁判(いのちのとりで裁判)がたたかわれています。生活保護基準は、健康で文化的な最低限度の生活を定める生存権保障水準をさだめ、様々な制度(就学援助や最低賃金、非課税ラインの設定など)と連動しています。生活保護の受給は国民の権利です。裁判への応援をお願いします。