私は昔から、美術館で

絵画やアートを見るのが好きなのですが

 

実は『写真』に関しては

あまり興味がありませんでした

 

(自分は写真を撮ってるくせに泣き笑い

 

 

 

何を表現したいのかよく分からないし、

「だから何なの?」

って感じてしまうことが多くて。

 

 

 

ただ、この夏は、

有名なカメラマンの写真展や写真集を

見る機会がありまして、

写真の面白さを感じるようになりました。

 

 

 

一部、ご紹介しますと、、

 

 

こちらは

戦場カメラマンのロバート・キャパ↓

 

 

 

 

表紙の一番下の写真は

銃弾に倒れ落ちる瞬間の兵士。

 

一番有名な写真です。

 

 

戦場カメラマンと聞くと、

自分とは遠く離れた世界のような気がして

あまり興味を持てずにいたのですが、

 

写真集を見ていると、

兵士も、被害にあっている一般の人々も、

時代や国が違っても、

自分と同じ「人」なんだと感じます。

 

 

 

 

 

 

ロバート・キャパという人は

「戦争」というより

戦争下の「人」を撮っていたんだなぁと。

 

 

 

 

続いてこちらは、ソール・ライター↓

 

ニューヨークの何気ない日常風景を

撮っていた人です。

 

 

 

 

 

 

 

 

単純にすごくカッコいい。

 

日常の中でも、視点を変えれば

こんな美しい景色が広がっているんだということに気づかせてもらえます。

 

 

ただただ自分の美しいと思う物を追いかけて

シャッターを押していた人なんだと思います。

 

 

 

 

そのカメラマンが何を撮りたかったのか?

何を表現したかったのか?

という視点で見ていくと、

 

写真が俄然、面白く感じてきませんか?

 

 

 

 

  写真の面白さ

 

 

以前は、『写真』の良し悪しって

センスや技術で決まると思っていましたが

それは本質ではない、と最近思います。

 

 

 

数年前、写真を習いたての頃に

同じ先生から習った仲間と、

同じカメラを持って、

同じ場所で写真を撮ったことがあります。

 

 

条件は同じなのに、

みんなそれぞれ撮る写真が違ったんです。

 

 

誰が上手いとかっていう話ではなくて、

そもそもの着眼点が違う。

 

 

その人が何を美しいと感じて、

 

何に心を惹かれてシャッターをきったのか?

 

 

撮る人の視点や、感性を表現したものが

『写真』なんだなぁと。

 

 

だから、正解、不正解はない。

 

 

上も下もない。

 

 

 

そういう意味では・・・

 

ついつい、人のマネをして上手な写真を撮ろうとしたくなるのですが

それはやめた方がいいですね。

 

(自戒を込めて。表現の幅を広げる練習としてはアリですが)

 

 

誰かのマネではなく、

上手な写真ではなく、

自分の心が動いた瞬間を撮っていこう

って強く思います。

 

 

そうして撮った写真を見ていると、

 

自分でも気づかなかった

自分らしさみたいな物が見えてくる気がして

それが写真を撮ることの面白さなんだと感じます。

 

 

 

長くなったので、次回に続きます。

 

 

 

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