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田んぼの草刈りは事前にしてあり、田んぼに直撒きして育てた黒米の苗と普通のお米の苗を田んぼから取り、わらで束ねる作業はある程度美斉津さんがやってくださっていて、水でその苗についた泥を洗い、木の箱に入れて、田んぼに張った紐に沿って、田んぼに穴を掘って苗を植えて行きました。穴開け道具がありましたが、土が柔らかくて指で穴をあけられるほどでした。この時点ではまだ水はほとんどはいっていなく、田植え後に水を入れるそうです。
お昼は美斉津さんが作った素敵なわらの敷物をしいて、ご飯を食べました。朝の10時に始めて15時には田植えとまだ田んぼに残っていた苗を抜いてまとめる作業とが完了しました。おしゃべりしながら作業をしましたが、人数がいたのでだいぶはかどりました。参加されたみなさま、お疲れ様でした。
中里香織☆NAKASATO KAORI
3月17日から延期したくらねこの定例会が昨日4月7日(木)に行われました。当日は良く晴れ、本当に暖かく、ようやく春の陽気を感じることの出来る日でした。そんな中、ヤギ小屋に15名が集まり、アースデイで行う団子作りの試作を一から行いました。
まず、斉藤さんのもち米をミニダップ(籾摺り機)で、籾摺りをしました。2回通すことでまず籾は取れます。次に循環型精米機で玄米から5分付き米と白米にしました。アースデイでは、団子は玄米団子、5分付き米団子、白米団子の3種の団子を作りますが、今回は玄米と5分付き米が団子になるのかの試作でもあるので、その2種を石臼で粉にしました。粉にしたものをお湯で練り、団子状にしたものを熱湯で茹で上げました。
それに平行して作った竹串を使って団子を刺し、炭火にかけ、自家製醤油を塗り、焦げ目が付くくらい焼き上げて出来上がりです。試作の結果として、5分付きの方は風味や食感もなかなかでこれはいけます。玄米のほうは、風味は良いのですが、少しじゃりっとした感じがしました。それでも、まあまあいけるかなという感じで、アースデイではこの3色で行きます。試食も兼ねて昼食を取り、その後は、今回の東日本大震災やそれを起因にメールでの投稿から発したメンバーの脱会等、会のメンバーそれぞれがナーバスな状態となっていることから、これまでもそうしてきましたが、何かあったときには、皆で集まって、もう一度「くらねこ」の活動の原点を確認しあい、今後について話し合うというスタンスのもと、いろいろ意見を出し合いました。
今回のことを踏まえ、この会に集まってくるメンバーは、土いじりが好きな人が集まってきていると考えるが、それぞれいろいろな人生や思いを持って参加している。そうしたメンバーがこの会に集まり、いろんな角度から自由に意見を交わすことは当然と考える。しかしながら、個人的な意見を「くらねこ」のメールやブログで発信することは、くらねこの会としての総意ではないことから、メールやブログは、原則として事務的な連絡・活動報告にのみとし、会として意見等を発信する場合は、皆が集まって話し合った上、会の総意とした内容を掲載します。したがいまして、今回のブログにおいても報告以外の個人的な意見は掲載しないこととしました。
そうしたことを確認した後、アースデイについて、参加するかをもう一度確かめ合いました。何故アースデイが開催されたことになったのか。あれこれ考えず身体を通して感じることを大切にしたい。自分たちで楽しくやっているとそれを感じてくれる人がいる。等といった意見をいただき、こんな時だからこそやった方が良いということで、改めてアースデイに参加するということになりました。
次回の「くらねこ」はアースデイ直前の4月21日(木)に10:00ヤギ小屋で開催します。内容はアースデイでの持ち物・段取り等の最終チェックをメインに行い、その他種苗交換を行いたいと思います。今回の報告も鈴木継彦でした。