幼い頃、母の歳の離れた妹(私からすると叔母)と一緒に暮らしていた時期がある


私とは14歳離れた叔母は、なにかと憧れの

真似っこしたい対象だった


叔母の読んでいる漫画なども小学1年生あたりからこっそり読んでいた


今も昔も女子漫画は恋愛物が多く

主人公達交わす会話の『愛してる』が、甘い響きをもつことに憧れた


ニシキドアキラあたりが「愛してるぅ♪とっても〜

空に太陽がある限り〜」なんて歌🎤っていた時代でもある


でもまだ幼かった私には『愛している』に該当する感情がわからなくて、それ以来ずっと『愛してる』とはどのような感情なのかを 

密かにずっと探してる



恋愛相手に対してそう思うのかな?

いろいろ試行錯誤してみたけれど、

私ばかりが一生懸命『愛』を投げかけても、相手からは同じ熱量では返ってこない


実際にあったこれが一番☝の状況をよく現しているのだけど


お付き合いしていた時に

たまたま少額のお金を貸すことになった

それは私達のデートに関するものではなく、彼個人に関連するお金だった


私はその時たまたま手持ちがあったし、次回会う時に必ず返すと言う彼を信頼していた


で、次回会った時

私なら会って一番にお金を返すけど、なかなかそんな話にはならなかった

帰り道、自宅に送ってもらって、車から降りる時に

「これ!」と言って、大きな包み紙を渡された


わ!サプライズプレゼント🎁と喜んだのもつかの間


この前借りたお金を返す代わりにと言う


今ドキで言えば朝ドラの寅ちゃんの「はて?」の状態である…


お金を借りたらお金で返すのが当たり前だ思い込んでいた私は混乱した


うながされて包み紙をひらくと

大きなクマのぬいぐるみ🧸だった


別にいつかのデートで私が欲しがったものでもない


なぜ?ぬいぐるみ🧸?????


「お金で返すのは生々しいから」


それが彼の言い分だった


(今思えば全てがここに現されてるのに、日和った自分が悔やまれる)


いやいやいや「お金」は「お金」で返すでしょう普通!(と、私は思う)


そのあたりのやりとりで、門限ギリギリだった私は車から降りたのだけど、ずっーと納得がいかなかった



同じものを返す

と、いうよりは、ちょっと形が違うものを返してくる

それを同じだ!と言い張る


謎だ不安


同じかどうかは受け取った相手が決めるものなんじゃないかな?と思う


それでもいつかは!と、

北風と太陽☀の太陽政策をとり

長年に渡り、「愛情」を注いできたのだが、さすがに無限に愛情を注げるものでもないな…と


長年の疑問

男女間の「愛してる」とは、なんぞやと?

まだまだわからない…



男女間の「愛してる」は、吟味すれば、駆け引きや執着が入るから、ワカラナイ凝視


アメリカの方などは、「愛してる」を言うまでにかなり人を見極めるとか

そして「愛する人」には、惜しむことなく「愛してる」と伝えあう

様子を見聞きする


どうやったらわかるんだろ?



私自身は、子供達や孫達にはそれこそ「大切に思う」ことを伝えられるし、伝えてる

オットニモ チャント シテイタヨ(もう昨年あきらめたけど)



大切にしたい、大事にしたい



私にとって、それは

困ったことがあれば全力で助けるということ


ママは絶対に助けてくれる人

裏切らない人

であること

そう子供達が思ってくれることに全力注いできた


でもこれは「愛情」であって


「愛してる」とは、ちょっと違うような気がする


「愛してる」とはどのようなものなのか


それをずっと探してる


死ぬまでに見つけられるのかしら