読書感想「あゆみんとスー」 | 緑を泳いで

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北国での暮らしの日々を綴ります。

『あゆみんとスー』

廣川あゆみ・進著

 

 

同居人がkindle paperwhiteという文明の利器を購入したので、さっそく使わせてもらっている。

 

片田舎で、自給自足をする夫婦とその子どもたちの日々の話。

お風呂は薪で沸かし、畑を耕し、魚を獲り、獣を獲り、物をなおしなおし、時々ファイヤーダンサーとして。

東洋医学の知識もあるから、大丈夫なところまでは病院にもいかないとのこと。

この時代、なんてたくましい家族もいるものだ、と驚く。

 

子どもたちは冬でも裸足の生活。

暑さ、寒さにさらすと副腎が強くなり、ストレスから体を守る副腎皮質ホルモンがバランスよく分泌されて炎症を抑制。アトピーやアレルギーになりにくくなるなど、あらゆる免疫系が強化されて、将来さまざまな病気に打ち勝つ強い体になれる。ある程度のストレスは必要だと思う

とのこと。身体ってすごいなあ。

 

著者家族が狩猟生活をされているので、鹿肉業に足をつっこみつつある私にとっても、ヒントとなることが書かれていたりしました。

命って、他の誰かの責任じゃないし、わたしのものでもない。狩猟生活でたくさんの命を奪って生きて初めて、わたしも大きな輪の中にいることを実感した

 

ここまでの暮らしはできなさそうだな、と思いながらも、この家族の行く末が気になっています。