読書?感想『八百森のエリー』 | 緑を泳いで

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北国での暮らしの日々を綴ります。


『八百森のエリー』
仔鹿リナ作

青果卸業が舞台のマンガ。
先月まで毎月、函館の八百屋さん「すず辰」さん(八百屋界の旭山動物園を目指すという、京大出身の面白い方が店主)にお野菜を届けてもらっていたのですが、店主の方が『八百森のエリー』について書いていたりしたのを見て、気になっていたもの。
作者の仔鹿さんをTwitterでフォローしていて、たまたま、「kindleなら5巻15円で買える」という情報を目にし、これは買うしかないと思って購入。
読んでよかった、面白いし、タメになる。

札幌にいたころ、友人と朝活と称して市場に出かけたことがあった。その頃は農業の仕事をしていなかったし、全く何も知らずに遊びに行ったけど、中で働いてる人はあんな仕事をしていたのかなあ、と。農業の仕事をしていても仲卸の仕事を目にすることはなかった。運送業のひとを見ることはあったけどその仕事のことなんかも考えたことがなかった。
仲卸の役割がマーケティングに沿っていることや、余剰のとき、足りないときの対処の仕方、品種の違いも熟知している仲卸業者さんはかっこいい。
そうだ、青果じゃないけど築地の映画が観たかったことをふと思い出してしまった。

とてもおすすめマンガです!