こんにちは。日本肌育学会の山本です。
近所の桜のトンネルがピンクから黄緑に変わる季節になりました。
新緑っていいもんですね
最近よく思うのは、子どもの食べものに対する親の無関心、無理解が進んでいるということです。(もちろん、そうじゃない親もいます)
子どもの手洗いやうがいにはとても神経を使っているのに、一部を除くと驚くほど子どもの「食」に注意を払っていない人が多いのではないでしょうか。
食の果たす役割をあまりに知らなさすぎると思うのです。
ファストフードやコンビニ弁当などに代表される高脂肪、高脂質、さらには添加物の入った食事を毎日平気で食べてる家庭・・・多いですよね
その結果、子どもの体内では活性酸素が増加します。
体を錆びつかせてしまう活性酸素の影響によって腸内細菌は数を減らし、免疫をつかさどる腸内フローラは大打撃を受けるわけです。
ファストフード・・・私も以前はたま~~に食べていました。(今考えたらゾッとします(笑))
現代の子育ての世代は、すでに自分が生まれた頃からファストフードもコンビニもあって、ハンバーガーやチキン、コンビニ弁当は日常的な“食”であると言えます。それが、子どもを持つ世代になってもまったく変わっていないのです。
自分が情報を知り、事の大切さに気づくまでは・・・
「おふくろの味」という言葉はすでに死後だという人が多いようですが、私はあえて使い続けたいと思います
みそ汁、肉じゃが、きんぴらごぼうetc.
今の子ども達が大人になった時にも和のおかずが「おふくろの味」だと言ってもらえるように、日頃の食事を見直してみましょう
“おふくろと一緒に食べた味”がハンバーガーやラーメンなどでは、あまりにさびしいです
当たり前のことですが「食」は毎日のこと。
朝食はとらずに、昼はハンバーガーを食べ、おやつに小さなカップ麺とスナック菓子、夜はコンビニ弁当・・・という食事の弊害がひと晩眠ってリセットされ翌朝には脂肪過多などの害が解消されるなどということはありえません。
たとえ少量であっても、排出されず体の中に残り続ける脂肪や脂質、添加物は子どもの肥満、アレルギー発症などにつながっていくと思うのです。
便利だから・・・
食べやすいから・・・
見た目がいい
安易な気持ちで食べ続けるのは、非常に危険です。
本当に子どもを愛するなら、一刻も早く気づいて欲しいと思います。
「おふくろの味」には入っていなかった食品添加物。
(もちろん、無添加の調味料を使っていたと仮定しています。)
体の中にせっせと大量の添加物をとり入れるのではなく、「とらなくて良いものはとらない」という考え方に切換えてくださいね。
それには「ていねいに暮らす」ことの大切さを知ることだと思います。
たとえば、みそ汁、ごはん、漬けものが目の前に運ばれてきたとします。見た目にこだわる人は「なんてわびしい食事なんだろう!?」と思うでしょう。
しかし、本当のぜいたく、上質を知る人はわかるはずです。
昆布やいりこなどでていねいにとったお出し、こだわりの食材の具、昔ながらの製法の味噌を使ったみそ汁
無農薬、無肥料、自家採種のお米で炊いたごはん着色料や保存料を使っていないお漬けものたまりませんね~
「おふくろの味」はおうちごはんの柱です。
日本人の心と体を守ってきた大切な“食”です。
ファストフードが「おふくろの味」にならないように、日々の暮らしを見直してみてはいかがでしょう。
あれこれ難しく考えずに、まずは、だしをちゃんととった「おみそ汁」を毎日家族みんなで食べましょう
昔も今もこれからも、日本人としての遺伝子はずっと受け継がれるのですから、「おふくろの味」は今を生きる子ども達の心と体にもスーーッと入るはずです
※「子どもを病気にする食品添加物」については当会の吉冨が以前にブログにまとめてくれていますので、そちらを読んでみて下さい。http://ameblo.jp/kurashi-nizi/entry-11901088310.html