スマガクブログ

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NPO「暮らしの教育機構」が開催する「住まいの学校」(スマガク)のブログ。
住まいの学校とは、地域のみなさんに幸せな「家づくり」をしていただくための学校です。
このブログでも、時折脱線しながら、家づくりや毎日の暮らしに役立つ情報を発信していきます。

現在募集中の講座はコチラ
講座受講料はすべて500円/家族です。
会場はリビングスタイルハウズさん
(岡崎市戸崎元町4-1)の会場をお借りして行います。

会場にはキッズコーナーもございます、ご家族そろってお出かけください。


土曜日13:00~15:00 日曜10:00~12:00 (内容は土日同じです。)  
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「木育はパパにとっても子育てが楽になりますか?」

講座の中で、木育を実践していくと自然には「正解」がなく、どんな発想をしても子供たちに「そのアイディアいいねー!」といってあげられるので○をたくさん出してあげられるようになる。

 

というお話をしました。

例えば四角い木の積み木であれば、電話に見立ててもバスに見立てても一緒に遊んであげられます。

しかし、それがバスの形をした四角いおもちゃを電話に見立てると、「それはバスよ。」と

正してくれる大人や兄弟が出てきます。見立てた本人にとっては○でなく☓を出されたことになるのです。色の付いたブロックだと色に発想を制限もされます。

正解が一つしかない人工物の世界と、正解がいくつもある自然の世界。

子育てをする環境としては、いろいろあって、全てが正解!の方が○を子供に出してあげる

機会が増え、ひいては育てているママも子供にたくさん○を出してあげられる自分を○としてあげられる。といった話でした。

 

頂いた質問はそれはパパも同様ですか?といったことだと思いますが、

それはもちろんです!

むしろ、うちの夫婦の場合私よりも主人のほうが童心にもどって子供と一緒に豊かな発想で積み木などは遊んでいるように思います。

また、森や川など自然の中に入ると、力のある男性の方が活躍する機会も多く、抱っこや肩車など豪快な遊びでは益々活躍の場が広がるでしょう。

 

しかし、何より大切なことは夫婦で子育てのビジョンを共有することでもあると思います。

子育てに正解はありません。早くから英語や数学などたくさんの教育をさせる方針でいくのか。木育のように正解のない世界の中で自然にスローに育てていくのか。

実際には、その両極端ではなくバランスを取っていくのが現代の子育ての一般論ではありますが、自分たちがどのようなバランスでどんなことに重きを置き、子どもたちに何を与えていきたいのか。

そんな事を夫婦で共有し、そのために時間やお金をつかっていくべきだと思います。

パパとママで方針が違うと子供は混乱します。

子供が最も落ち着ける場所であるべき家庭。まずは居心地のいい家庭を作っていくことが子供にとって一番大事なことです。

木育は方法論でしかありません。基本を忘れずに。