1/f でゆらぎたい

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大正~昭和初期の蔵出し陶磁器を販売している「蔵人新宇」の店主・新井規夫の雑記ブログ

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2階から天井を見上げると、棟木に施主・新井宇八の名前が墨で書かれているのがわかります。この墨書には大工棟梁・近藤長𠮷、鳶職・萩原藤吉の名前もあり、大正五年五月二十五日建之という日付も残っています。また、屋根裏には樹皮が使われているのですが、これは見た目にも美しいので、お越しの際はぜひご覧いただきたいと思います。

2階の床はもともと板一枚で、大量の陶器がよくここに乗っていたものだと思います。乾燥した木材の強度はすごいですね。今回のリノベーションで上に板を張りましたが、2階は土壁をそのまま残しているので、100年前の雰囲気も十分に味わえます。

以下は、2月中旬頃までの2階の様子です。