フラワーデザイナー櫻井真紀です⛩



ご訪問いただき ありがとうございます



ご近所なので(という表現は的確ではないのですが)靖國神社には 九段下を使う時には お参りをさせて頂いております。


今日は 人間国宝の井上萬二先生から、靖國神社に来ているから、とお声がけを頂き 一緒に参拝させて頂きました。




色々と戦争の時のお話を伺ったのち、率直に きいてみたかった質問をいたしました。


「先生は海軍飛行予科練隊で終戦をお迎えになったと思いますが"日本が負けた"と聞いた時、どの様にお思いになりましたか」


先生は

「志願して難しいテストにも合格し、厳しい訓練にも耐え、自分を国の役に立てたいと願っていたのに 其れが叶わずとても残念に思った。

それと同時に これで家に帰れる とも思った。」

とお答えくださいました。意を決して


「残念な気持ちと 家に帰れるという気持ち。どういう割合で思われたのでしょうか」

とお尋ねすると


先生は

「半々だった」


と即答されました。

理由ははっきりわからないのですが、そのお返事にほっとしたのを覚えています。




ゼロ戦とのお写真は決して怒っているのではなく 樺太島の映画「氷雪の門」を観た直後で笑顔が消えた状態。


桜モチーフの陶板の前で作者の井上萬二先生と、これは幸せでございました☺️






この場所で戦争を体験した方からのお話を伺えたのはとても貴重な時間でした。悲しくても怖くても その時何が起きたのか 事実を知ることを避けてはいけない、きちんと知るべき事なんだと強く思った74年目の終戦記念日でした。