京都の大覚寺では、60年に一度の嵯峨天皇直筆の
般若心経がご開封されています。
菊の花と菊の御紋に迎えられ。
↓右の白い心経殿に嵯峨天皇他数人の天皇の般若心経が奉安されており、60年に一度しか開封されません。
今年が開封の年にあたり、我々も般若心経を唱えながら、中にはいり拝謁します。
1200年前、天災により多くの人々が亡くなり苦しめられた事に心を痛められた嵯峨天皇が、弘法大師の勧めにより般若心経を書経されました。
図らずも今年も大きな災害が続きました。
1200年前の嵯峨天皇の般若心経が、被災された多くの方々の救いとなるよう、祈らずにいられません。
それにしても、1200年前に書経された嵯峨天皇の字のお美しい事といったらどうでしょう。
民を思い、一心不乱に書経されたと思うと胸が熱くなりました。