今回で最後の更新になります。

 さて、本日は5月6日。
 4月29日に3回めの治療を受けました。副作用も2回めよりもさらに楽に乗り切れています。

 お水だけは時々飲めるようになりました。1日200mlまでですが、胃液を増やしたくないので、少しずつ。

 さて、悪化してから、ブログは長らくお休みしていましたが、そのあいだのメンタルのことを書いておきたいと思います。

 ブログをはじめてから、つい最近まで、わたしは、ずいぶんパニックと迷宮で思考停止に陥っていたようです。
 現実が受け入れがたい。頭で理解して、妙に達観して、本当の周りを見る視点を失っていました。

 吐き気で苦しんでいた時期、それは美しく鮮やかな夢を見ました。脳内麻薬の見せるもの。あの世界に行けるのなら悪くはないと。

 旦那や子供たちのことも、本当はあまり考えられなくなっていて、すべてを諦めた気持ちになっていたのかもしれません。

 でも、体調が落ち着いてくると、家族のことが見えてきました。わたしに残された時間はそれほど長くないでしょう。でも、家族はこれからたくさんのことを乗り越えていかねばなりません。子供たちに会う時間も限られているのです。

 実は、もう一時退院の望みはないと思います。幸い家が近いので、短時間の帰宅ならどうにかなりそうですが、それも事前に準備が必要です。点滴ふたつ、手放せないので。

 ですから、これからは、家族に残す言葉を綴るために時間を使いたいと思います。
 中途半端な闘病記になってしまいましたが、肝臓ガンの闘病記はもっと詳しいものがたくさんあるので、そちらを参考にしてください。
 このブログは、せめて知るきっかけになればと。

 それから、子供がいる家庭は中年期には夫婦ともに医療保険にはガン特約をつけておくべきです。子育ては20年ほどかかります。治るガンならラッキーですし、闘病が長引けば我が家のように、職種によっては転職を余儀なくされます。我が家は旦那しか掛かっていなかった。普通の医療保険だけ。幸いわたしが来年買い替える予定だった車の費用をまるまる貯蓄してあるので、一時しのぎにはなるでしょう。 
 
 最後に、ブログを読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
 SNSなどからわたしを見守ってくださった方々、お言葉をかけてくださった方、あと叱ってくださった方も、ありがとうございます。

 では。