麻酔科医の先生に数を数えるよう言われ、数え初めて意識が落ちた後、
自分の感覚としては、スグに名前を呼ばれたようでした。
体験談ブログには、夢を見てた、という方もいらっしゃいましたが、私は夢も見ず寝てましたね。
 
◯◯さん、終わりましたよ。
イーってして、目をつむって、と言われ、顔を動かすと、
マヒもあまりないようで良かった、と声をかけられました。
 
そうかぁ、あれだけ脅されけど、マヒはあまりないんだなぁ、私はビビりやったんかぁ、と思いながら意識が遠のく。
 
手術室まで行きは徒歩で、帰りはベッドごとでしたが、帰りの移動中は、覚えてません。
 
部屋に戻っても、意識はもうろうとしてるし、時間がわかる物はセキュリティボックスの中で、取り出す気力も体力もないから、手術が何時間かかったのかもわからず、今何時かもわからない。
 
しばらくして、旦那が来てくれたので、15時以降なんだな、と理解する。
 
私からは連絡できない状態だったので、主治医の先生が連絡してくれてました。
 
少ししゃべったけど、お見舞い時間は15分と決められているので、あっと言う間に旦那は帰った。
 
その後、トイレに行きたくなって、看護師さんを呼んだら、「尿管はずしますね」と言われ、まだ付いてるんだな、とわかった。
外す時だけちょっと痛かったけど、思ってたほどではなかった。
 
フラフラしながら、トイレに行って座ると、吐き気出てきた。
吐く物がないのに、胃の辺りからせりあがってくる吐き気が何度も出てくる。
出てくるのは、唾のような物だけど、あの吐き気が物凄くしんどい。
 
本当に意識が混濁してるので、確かではないけど、最初に吐き気が出て、おさまった後、私の持病の薬を飲むよう言われ
水で薬を飲んだよなぁ。
 
そして、吐き気が何度も何度も出て来た。
後で思ったけど、あの時、薬を飲まなければ、もう少しマシだったかも。
 
最初の吐き気の時、吐き止めは今ダメなんです、って言われたけど、繰り返し出てくるようになってから、やっと吐き気止めを点滴してもらえた。
あれはたぶん夜中だったような気がする。
吐き気止めを入れてもらった後、点滴の続きが始まる。
点滴がはずれた直後に点滴用の針を取ってもらったのか、翌日に取ってもらったのか、覚えてない。
 
手術直後なのでドレーンはバッチリ付いてます。
トイレの時、邪魔です。
うがいで前屈みになる時も邪魔です。
 
心配してた顔面神経麻痺ですが、耳から頬にかけてあるけど、手術直後なので、テープをガッチリ貼られてるので、顔の左側が自分の物ではないような感覚です。
 
本当に長い1日でした。