昨日観た映画は実在の人物の人生最後の8年間の物語。
彼の名はハーヴィー・ミルク。
そう、映画のタイトルは<MILK>彼の名前そのものがタイトルになっている映画です。

倉本康子 オフィシャルブログ 『Yakko』 Powered by アメブロ-2009051213560000.jpg

ハーヴィー・ミルク、彼は1970年代の実在したアメリカの政治家。
当時まだまだマイノリティーだったゲイの公民権を勝ち取るために戦った、ある意味英雄で、偉大な功績を残してるんです。(ゲイ以外にも当時のマイノリティー全般)


今と違って当時は同性愛であることをひた隠すような時代、そんな中ハーヴィーは1人立ち上がり、仲間たちと共に「クローゼットの中に隠れるのはやめよう!」と孤高の戦いを始める。
そんなハーヴィーの政治家としての顔、彼自身の恋、恋人、、、、、取り巻く多くのみんながどこか刹那的で個性的で華やかで・・・集まった時の爆発的な楽しみ方、私には見慣れた感じでなんだかホッとするような気持ちになったんです。

それは、私の友達にもゲイの人は沢山いるからかも。業界的にも確かに多いし、中には一緒にいると安心できるぐらいの友達もいます。
でも、彼らも時代が違うと迫害にすら近い境遇にいたのかもしれなかったのかと思うとぞっとします。


そのハーヴィーが命の危険も感じつつも権利を勝ち取るために戦ったその記録、というような<MLK>はアカデミーをはじめ、たくさんの賞を穫った作品です。
主演のショーンペンは本人にとてもよく似てるし、仕草や目の感じといい本当にうまく演じてるな~と感心してしまいました。

ただ、映像的にどうしても拒否反応を示す人もいるかもしれません。若干、ほんの若干、あまりにもゲイの夜の生活とかを押し出しすぎてるような気もしちゃったのも事実、否めないです。

でも、人権を勝ち取るために戦う、命と引き換えにしてでもというその気迫、そういう人物がいたという事実、そんな風に激しく生きなければならなかった時代があったこと、立ち上がる勇気・希望に尊敬すら感じて・・・考えは全然まとまっていなくてやみくもに書いてるだけなんだけど、何かを強く感じたような気がしました。
とても観たかった映画を昨日は観れたのでありんした~。

★★★★☆
星4つにしておきやっこ。

やっぱり事実モノは大好きなヤッコでやっこ