メキシコ人女流画家のフリーダの半生を描いたこの映画。
非常~に辛い気持ちになるのを覚悟して、あえて明るい時間に観ることにして正解でした。
奔放な女の子だったフリーダがバスの事故で大怪我を負い、歩けなくなると言われただけでなく
体は何度も何度も手術を繰り返していたし、女性としては辛い、子供も絶望視される体に・・・
しかし絵を描くようになってから奇跡的に回復。
旦那となる壁画家ディエゴと恋に落ち・・・結ばれるものの彼の女癖に苦しむ・・・
彼女の絵には彼女の内面、あまりにも辛く苦しく孤独でたまらない心情が描かれていて
絵にわが身の苦しみ一切を吐き出して投影することにより精神の均衡を保っていたのではないかと
思えるほどに辛い絵です。
正直、身も心もボロボロになった女性なんです。
ボロボロなんだけど、強い信念を持って生きていて
彼女自身は輝いているんです。
強く儚く・・・
メキシコならではの情熱なんだろうか、
とても熱く煮えたぎる魂の輝き、みたいなものを感じる女性でした。
身体的にも精神的にも辛い辛い彼女の人生を見て
強く生きようっていう希望を見出せる、そんな映画でした。
画家の映画つながりってことで、<モディリアーニ>もオススメします。
ヤッコは涙が止まりませんでした。
さて、今回のフリーダ、星オススメ度は・・・
★★★☆☆
※精神的にもいい状態でいて、できれば明るい時間に観ることをオススメします。
実話なだけに、やや辛さがグッときますので・・・特に女性は。