さて、一気に続々と更新しとりますが、先程更新の焼肉の前にはこの映画

<それでもボクはやってない>を渋谷で観てきたところでした。

必然的に焼肉の間中、この映画について語ってました。


周防監督の映画、皆さんもうご存知でしょうが、裁判もの。

加瀬亮さん演じる青年が痴漢と間違えられて戦う、痴漢冤罪がテーマなのね。


あ~これから観たいの!!っていう方にはこの後の感想は読まないことをオススメします。

オチは書かないけど。当然。


そして、事前にお伝えしておきましょう。

ここから、、、長いですよ~!

元々文章がダラダラと長いヤッコが言うぐらいですから、本当に長いんで覚悟、

もしくは、後でユックリ読むなりしてくださいね(笑)



とにかく、非常に面白い映画だったよ。

完全に引き込まれて、裁判を実際に傍聴している気分になってたし

経験のない人にとっては知られざる世界が見えて、へ~!こんな感じなんだ~って

思えることが細かく沢山あって。


最後の判決がどうなるのか、すっかり傍聴人気分になってる私、最後にもドキッとしましたね。


過去、裁判ものでまず思い出すのが<12人の優しい日本人(日)><12人の怒れる男(米)>の2本。

昔、2本だてで自宅で観たんだけど、元々ある、怒れる~の日本版が、優しい~で三谷監督が作ったのは

有名な話。


これを観たときに、映画の手法として、ただの1室内で陪審員制度の話し合い風景を見せるのがとても面白いと

感じたのと、見比べて面白かったのは、日米の国民性の違いをまざまざと感じたこと。


当時、陪審員制度が日本に導入されるなんて思いも及ばなかったんだけど

近い将来に現実になろうとしていて、いつか私も選ばれる可能性があるかと思うと、

私に公正なジャッジが果たしてできたのかどうかを一生悩みそうだな~って思っっちゃった。


もう1本、<真実の行方>ハリソンフォードが弁護士を演じる殺人事件の裁判ものなんだけど・・・

この話のオチ、最高だったわ~。

この手のオチの付け方と似ていて好きなのが<ユージュアルサスペクツ>だったな~。


今日の<それでも~>のオチが<真実~>みたいになったらどうしよう!とかってなドキドキも感じました。


裁判の意外な面、普段接することのない職業の人、その仕事の様子などなど興味深く観れたのも面白かったなー。


しかし、、、世の中の男性はこれを観ると、一様に思うことは一緒らしく、帰りのエレベーター内では友人でない人たちも

「いつ自分があぁなるかわからないから、電車ではどう乗ってたらいいんだ~?」って

いう誰かの一言にうなずいたりしてて、色んな意識改革につながるのかなって思ったわ。


痴漢と間違えられる恐れを常に感じていなきゃいけない男性達にはある意味、恐怖映画かもね(笑)


しかし、最後まで主人公が本当に痴漢でなかったのかは映像としては証明されないから

最後まで傍聴人気分、裁判官気分でも観れるのも面白い点かも。


ん~~~~~~~~語りだしたらキリがないや。


クスっと笑えるシーンもあることはあるし(竹中直人さんのシーンで笑ったわ!)

なにしろ、ここまで観た後に語れるっていうだけでも、いかに面白いいい映画だったか、

おわかりいただけていたら何よりです。


えーーー、長いこと、感想にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。