ちゃおお願い
人とチームの自分力育成カンパニー
クラ・モチベーション代表
クラジュンこと倉持淳子です。
 
この連休中はフリーの時間が多いので
やりたいって思っていたことは全部やろうと思っています。
 
その中の一つが今月こそ絶対本を4冊読もうってことで
休み中に4冊読めちゃえば
きっとすっきりして日常業務にいけるだろうってことで
読み始めたほんが
 
樹木希林さんの
120の遺言でした。
 
樹木希林さんの名言がちりばめられていました。
 
120のうち私がいいなって特に思ったのが15個ありましたが
 
今回この中で3つ選んでご紹介させていただきます。
 
086 人は父を、いい星の下に生まれたと言っていたけど、違う。
    いい星の下にしたんですよ。自分の性格で。 
 
樹木希林さんはどんなことでも面白がるようにして生きていたとこの本の中には書かれていました。
そのきっかけがお父さんの性格だったように思います。
 
お父さんは警察官から、薩摩琵琶奏者になったそうです。
お父さんが、反抗のしようがないお父さんだったから、社会に出てから反抗したと書いてありました。
 
なんでも面白がるから、いい星の下になる。
これってとっても良い考え方だなぁって私は思います。
 
088 やっぱり世の家族が崩壊しないのは、女の粘り強さですよ。女が台となって“始”って漢字になる。全ての始まりの土台を作るのが女だからね。

映画の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」公開時インタビューで演じたオカンについて語った時の言葉です。

 

まず、「始」が女が台となるってことが、漢字を見ればわかるのに、なるほどなぁって参考になりました。

 

 

096 創造の創という字は「きず」という字なんですよね。絆創膏の「創」っていう字なんですよ。やっぱりものをつくるっていうのは、ものを壊してつくっていくことなのね。どっかに傷をつけながら、そこを修復していくっていうか。

 

映画の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で最優秀主演女優賞を受賞した日本アカデミー賞授賞式で、

「私が審査員なら違う作品を選んでました」という発言を受けて。

 

私にとって阿吽のようなプラスとマイナス、陰と陽のようなものは永遠のテーマになっています。

でも、漢字で創造の創が傷をつけるっていう意味だとは知らなかったので

目からウロコでした。

 

何かをつくることはどっかに傷をつくっていくっていうことは、言いえて妙だし、私も作る人間としては

常に心掛けていきたいと思うことです。

 

樹木希林さんは、富士フィルムの昔のCMで

 

「美しい人は美しく 美しくない人はそれなりに」の言葉をつくった人でも有名です。

 

CMのプロデューサーからは最初「美しい人は美しく 美しくない人も 美しく」という言葉を渡されていたそうです。

 

それを樹木希林さんはおかしいといって変えたということ。

 

確かに、もし、あの言葉が

 

「美しくない人も美しく」だったとしたらここまでブームになっていなかったと思います。

 

そういう意味で言葉に対して誠実な人で言葉を大切に生きてきた人だったんじゃないかなぁと思います。

 

 

 

本当に名言のオンパレードで

彼女ほど、自分自身を生き切った人はいないのではないか?とも思います。

 

そういう意味で

 

「自分力最大化」して彼女の天寿を全うしたのではないでしょうか?

 

最後にこの言葉で締められています。

 

 

いまなら自信をもってこう言えます。
今日までの人生、
上出来でございました。
これにて、おいとまいたします。

 

涙が出そうになりました。

私も一生を閉じるとき同じ言葉で締めくくりたいと思います。

 

■この本のおススメポイントとどんな人におススメか?
自分自身が他と違うということに悩んでいたり、人に合わせすぎて生きていて、自分というものがなんなのか?わからない人におススメの本です。そして、そういう人にとって、この本は自由に生きていいという許可を与えてくれて、人間らしく、泥臭く悩んだり、迷ったりすることも人生なんだと教えてくれる本だと思います。