はじめに
この文章は私個人による酒に対する苦言文句罵詈雑言の塊である。
およそ誰に向けた文章でもないが、なんとなく勿体なかったので公開する。
読むことを推奨する文章ではないが、
もしも読むという酔狂な選択をした場合、
あくまでジョークであることを念頭に置いて頂きたい。
私ですらこんなことを本気で思っている訳では無いので、この文章に対する責任を求められても挨拶に困る。
また、酒飲みの方におかれましては、くれぐれも目に入れぬよう。

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嫌煙家が居るように、嫌酒家も存在する。
というか、私である。
私はとかく酒が嫌いである。

もちろん飲めない。飲まずに嫌っている訳では無い。
試して見たが、心拍は早くなり、気管が狭まり呼吸は浅く、頭痛に吐き気を催し、最後は意識を失うように寝る。

検査などしたことは無いが、アルコールアレルギー
もしくはそれに準ずる何かなのだと自認している。

酒は世界各国で嗜まれている嗜好品の1つだ。
エタノールという飲用アルコールを何らかの形で精製、もしくはそれを他の液体と混ぜて酒と呼称する。飲むと酩酊作用がある。

というのは周知の事であろうが、
そもそも日本人にはこれを分解する酵素が存在しないという説がある。
ワカメやメカブなどの海藻類は日本人にしか消化吸収出来ず、代わりに酒を分解できない。
と言うのが学説らしい。

だとするのなら、そもそも日本人は酒が飲めない生き物なのだ。外国人を模倣していきがるな日本人め。
しかし、世に広くでまわっているのも、
これまた事実である。
飲み会と称された懇親会が巷には蔓延っている。巷じゃなくても蔓延している。古今東西地球規模で。
これは嫌酒家にとって好ましい世界ではない。

そもそもタバコに比べて酒は少し優遇されすぎでは無かろうか?
周辺に害が〜と宣う嫌煙家よ、しばし待て。
では酒が周囲に害を及ぼさないか?
いいや、断じてそんなことは無い。
むしろ酒の方が迷惑千万御免蒙るものである。

第一に臭いだ。煙草だけの害とタカをくくるなかれ。
酒だって臭い。私に言わせれば酒こそが臭い。
金曜日の帰宅の電車、残業をして疲弊した体を包むのは
飲み会帰りの人間の酒臭さである。
煙草ではせいぜい咳き込むのが関の山であろうが、
こちらは吐き気を催す。具合が悪かったら吐いているところだ。
咳か嘔吐か、賢明な皆様ならどちらの健康被害が上かご理解頂けるであろう。

次に酩酊効果である。
これは大変厄介だ。なぜ酒が厳しく規制を受けないのか。
わかりやすい例を挙げると、そうとも飲酒運転である。
最もタチが悪い。
一人の人間が酩酊し、正常な判断や反射能力を欠いたままに運転をし、結果的になんの罪も関係もない市民を巻き込んで死亡事故を起こす。
被害者からすれば青天の霹靂であり、ある日歩いてたら死んでました。てなものである。

遺族は悲しみに暮れ、生産性のある人間の命が、非生産的で自立心のない人間のために奪われていく。
にも関わらず、多少の罪で済んでしまいのうのうとその後も生き続ける。

なんと危険なものを我々人類はそのままにしているのだろうか?
そして、有史以来数千年が経過した現代に至っても、その危険物質は作られ続け、流通し続けている。

こんなものが許されるのであれば、マリファナだのの薬物だって合法化してしまったらいい。いや、して欲しい訳では無いが。
ようは効果は変わらないではないかと言いたいのである。

他にもまだある。
飲酒強要である。酒を飲むことの強要、酩酊の強要。

酒を飲むことでコミュニケーションを取る?
そんな事でしか取れないコミュニケーションは取らんでいい。
飲んでエッチなことがしたいなら、その飲み代とホテル代を風俗に使った方が至極健全&確実オマケに経済的である。
そんなもの終わってしまえば人間関係の悪化しか引き起こさず、そんなものから始まる恋などどうせロクな終わり方はしない。

おまけになんだ、飲み会の席で散見するアレだ。
飲みすぎて気持ち悪くなってきたから吐いてくる、具合悪くなったみたいだから俺介抱してくるよ、送っていくね。
なんてことだ、揃いも揃って気色悪い。

勝手に自分の力量を見誤って、勝手に具合が悪くなった自己管理のできない愚か者を、下心丸出しもしくは偽善者が介抱するだ?
もはや見ていられない。
そんなにアルコールを摂取しているのに、邪な感情が消毒されていないのはどういう訳か。

こんなものでは無い…と続けてしまいたくなるが、
しかしこんなものを言い始めたらキリが無くなってしまう。
私が結局伝えたいことを最後に話すと、
煙草だけが悪では無いという事である。

むしろ酒とタバコで比べるのなら、後者の方が比較的クリーンだと言える。
しかしタバコ規制は留まるところを知らず、
酒もまた蔓延り続ける。

いつか世論が冷静な判断を下せるようになることを願う。