どうも、ゆとり世代です。

どうやらりゅうちぇると同年代らしいです。

 

我々世代にもなるとタトゥーや刺青に対して大した悪印象がない。

そもそも街中におかしな人あれど、怖い人はさほど見たこともないし、

刺青に関しても対しても、オシャレと思えど恐怖の対象ではない。

 

では、なぜ刺青やタトゥーが大人から倦厭され、

銭湯だのプールだのに入れない理由たり得るのか?

そもそも刺青ってなんやねんってところを、

ゆとり世代を代表して紐解いていこうとおもう。

 

そもそも刺青とは今は昔、

人類が人の形をなし、体毛が薄くなって肌が露出した時代からあったという。

文明や地域によってその差は様々であるが、

中でも男性が多く、権威の主張であったり狩猟用の迷彩であったりと、

グループや時代によって様々な意味を持っていた。

 

 

では、日本ではどうか?

諸説あるようであるが、

日本の刺青の起源は中国にあるという説が一番有力であるらしい。

 

中国では犯罪者に刺青を入れていた。

刺青とは一生消えないものであるので、

脱獄の防止や、懲罰そのものとして有用であったのである。

 

そして、それがそのまま日本に伝わるようになる。

日本においてもそれは犯罪の烙印として使われるようになったが、

次第に自ら入れるものが現れる。

それがいわゆるヤクザ組織の方々である。

 

刺青というのは一生残るものであるし、

入れるときにとても痛いらしい。

ゆえにそれがヤクザの組みに入る一種の儀式のようなものとして、

定着していったようだ。

 

さて、こうなってくると刺青のイメージというのはどうだろうか?

刺青=犯罪者or反社会組織

という図式が立ち上がってくる。

 

これが我々ゆとり世代より上の世代が刺青にいい顔しない理由である。

親からもらった体を〜うんぬんは所詮建前にすぎない。

だとするのなら、中年世代の方々も、

親からもらった大事な体をぶくぶくと太らせ、コレステロール値を上げ、

髪を生えなくさせてしまっているではないか。

所詮は綺麗事である。

 

ようは刺青というのは一定の世代にとって恐怖であったり、

面倒ごとのメルクマールであったりしたのである。

 

どうであろうか?

上の世代が刺青を忌避する理由がなんとなく理解できたであろうか?

何となく嫌とかではなく、

上記のような理由があり、刺青に対しての印象が悪いのである。

 

では次に、印象以外の部分でのデメリットである。

それは不可逆であることだ。

 

刺青を一度入れてしまうと、

元に戻すのが大変難しい。

 

もちろんそのような手術や技術もあるにはあるが、

それでも難しいらしい。

元に戻した部分が赤くただれたようになったり、

突っ張ったような感覚が一生続いたりしてしまうことも、

ままあるらしい。

 

もとに戻すことはないからいい?

もちろんそんな意見もあるだろうが、

しかし考えてみてほしい。

 

自分の過去数年を遡ってやり直したいことはないだろうか?

一つでも思い浮かんだ人は刺青に向かない。

 

世の中にやり直せることはあるが、

刺青に関してやり直しはきかないからである。

それが不可逆ということなのである。

 

世の中にはタトゥーシールというものがあるのでそれで我慢するがよかろう。

 

では、私は刺青に対して否定的かと言われればそういうこともない。

刺青はキズ隠しに使えるのである。

 

子供の頃にしてしまったやけど痕

醜い位置にある手術痕

これらを隠すことができるのもまた刺青なのである。

 

私の体にはいくつか手術痕がある。

私は男であるし、外見に頓着がないので、

特にそれがコンプレックスになっている訳でもないが、

そうもいかない人もいるかもしれない。

 

やけど痕のせいで他人に対して後ろ向きになってしまう方もいるかもしれない。

そういう気持ちを前向きにさせてくれるという意味で、

刺青は力を貸してくれるのかもしれない。

 

そしてそれらをもっとポピュラーな手段にする意味でも、

若者のタトゥーは推奨されるべきものなのかもしれない。

 

やってもやらなくてもいい。

あったらおしゃれだし、なくてもおしゃれじゃないとは言えない。

ただ、ピアスと同じ位置に刺青が来る世の中であれば、

今何かに後ろ向きになってしまっている人を、

ほんの少しだけ前に向かせることができるかもしれないではないか。

 

しかし、くれぐれも交際相手の名前は書かない方がいいだろう。

可変的なおかつ相対的な理由で不可逆を行うべきではないからである。

 

あなたが一生背負うと決めた覚悟を、

他人が本当に持っているとは限らないのである。