箱の中の羊 と アナスタシア
これから見るよー!って人は読まない方がいいですよ。 箱の中の羊 は、星の王子さまの中に出てくるエピソード。王子さまが、砂漠に不時着した飛行士に羊を描いてと頼み、女の子がいいとか年寄りじゃなくて元気のいい方がいいとかイチャモンをつけ笑、それじゃあと最後に飛行士は、3つ穴の空いた箱を描きます。この中に入ってるよと。それを見て王子さまは喜びました。自分で自由に想像できるから。大切なものは目に見えないんだよということ。 少しだけ未来の鎌倉の辺り。大きな窓、大理石のテーブル、ひのきのお風呂。かなり裕福な暮らしをしているなあと思ったら、夫が家を創る工務店で働いていて妻は設計士さんでした。そんな家に住めたらいいなーと思わせる、木の温もりが感じられる家🏠。荷物はドローンが運んでくれて、少しの移動は電動キックボードみたいな?鎌倉は坂が多いから便利そうだよね。そんな夫婦の息子は行方不明になった挙句に亡くなった。多分、電車にはねられた。お葬式の時に渡されたのが、息子そっくりのアンドロイドを無料でお渡ししますという案内状。説明会に行くと、既にアンドロイドと暮らしている女性に出会う。あまりに精巧なその姿に、夫婦は息子そっくりのアンドロイドを迎えることを決意する。 夫役の大悟さん。歩く後ろ姿で監督が抜擢したという。あ!このシーンだ!ってなった場面があった。 そして何より思いもよらない結末に驚きました。 アンドロイドたちは、次の赤ちゃんが生まれたら捨てられたり、虐待されたりと幸せな暮らしをしていなかったのが悲しかった。息子そのものが帰って来るわけではないのに、重ねて比べて勝手に苦しんでしまう。望んだのは自分たちなのにね。人は本当に勝手だよね。アンドロイドを提供する会社も、怪しいのよ。なぜか行方不明になる子どもが多発しているし。わざとか?と匂わせています。アンドロイドが世界を乗っ取ろうとしているとか!? そうだったら何だか、アナスタシアのエピソードに似てる。悪めの宇宙人が地球を乗っ取ろうとしているとアナスタシアは警告しているのです。人間たちには何もかも管理された都会的な生活をさせて、宇宙人たちは地球が生み出した自然の中で暮らして行きたいらしい。悪めの宇宙人はとにかく、神に逆らいたい。地球は神が創造した、宇宙で唯一の素晴らしい星。その星を乗っ取ることで自分たちの欲を満たし支配したい。何だかもうほとんど成功しているかもしれない ほら!何か、リンクしてるよね!カケルが木と話をするようになるエピソードはとても好き。人よりももっとアンドロイドの方が優れているかもしれないですね。 人は自然を壊して家をつくる。 カケルは木と共生する家を建てる。大切なものは目に見えない。 けれど目に見えてる物ばかりを求めている人間。 本当に大切なものは何でしょうか。 気づかないうちに手から零していないかな? 早く気づかないと手遅れになるような気がします。 大切なものはね、目に見えないんだよ アナスタシアのエピソードとリンクしていて、私的にとても感慨深い作品でした。 読んで頂き、ありがとうございました。