人生が終わる時に、

後悔がないって事あるのかなぁ・・・

人生を振り返る余裕がない、人生の方が

案外、楽なのかもしれないなぁー。


などと思ってる矢先に。

私、今、モーレツに振り返ってる。

思い返してる。

私って、こんな奴だったんだ。って。




昔、【ハッピー】って言う盲導犬の

ドラマがあったと思うんですけど。

その頃・・・と言うか、数年前まで

ぱぱが死んだら一緒に死ぬー。とさえ


思っていたのに。


そのドラマの中で、豊川さん演じる男性が

盲目の女性(確か、高岡さんだった)と

結婚して間も無く亡くなっちゃうのよね。

そうしたら、彼女は、彼のパジャマだとか

着ていた洋服を抱いて、彼の匂いとかを

愛おしむのですよ。


わかるわぁ〜 私もすると思う〜


って、思ってたの。

ここ、数年前まではねぇ・・・・・・ぇ。


あー人って、私って、

こんな風に変わっちゃうんだ。

(元からこんな奴だったのかも。)


などと思う今日この頃。


今は、おひとりさまになってから

年老いた体でどう生きるかを模索してる。

匂いを嗅いでも、加齢臭よね?やめとく。


この先、何年後かはわかんないけど

それまで、私にできる事をできるようにして

それで、悔いはないことにしとく。

だって、キリがないもんね。


私が先に死んだら、お義父さんみたいに

お義母さんの頭を撫でながら

『苦労かけたなぁ〜』って

言って欲しいけど。

多分、私がぱぱに「苦労したわよね〜」って

声をかけるのよ、仕方ない。覚悟する。


後を追って行く事はない。断言する。

明日から、ぱぱの服を出さなくていいんだー

って、肩の荷をスコーンと下ろして

翌日はにっこり笑うと思うから。


上から見ても、あー言ってたな。と

ぱぱも笑って行きなさいねー、あっちへ。


人の心は、かくもうつろうものなのだ。

あしからず。