1989年6月4日、民主化を求めて中国・北京の天安門広場に集った若者たちを人民「解放」軍の戦車が薙ぎ倒した。6・4天安門事件である。
「知っている中国人の留学生が泣いていた。」
そう先輩が教えてくれた。
あの時、私は大学に入りたての学生だった。学内で中国人留学生が抗議集会をおこない、新左翼の一つ・中核派は中国「共産」党による人民弾圧を弾劾する内容の立て看板を掲げた。
あれからもう34年が経った。中国共産党はますます独裁色を強めている。それに警戒し、日本の防衛力増強を指導者が声高に訴えることが日常となった。そういう指導者が理想とする支配体制は中国共産党による独裁とどう違うのだろうか?
あの国に軍備で向き合うことはチキンレースに過ぎない。だが、あの国にだって平和を求める人々はいる。そういう人たちと手を結びたい。
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ここでシェアするには爆風スランプの『おおBEIJING』。もちろん天安門事件に対するプロテストソングだ。アルバム『ORAGAYO』の収録曲である。