7月10日(日)は参議院議員選挙の投票日です。今このブログを読まれている方の中には、選挙を棄権しようと思っている方も、消去法で自民党の候補に入れようと思っている方もいるでしょう。ですが、今回は
「自民党を勝たせ過ぎない」
という選択をしていただけないでしょうか。
今回の選挙で自民党は憲法改正を大きくは掲げていません。しかし、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党が衆参両院の議席の3分の2を占めれば高い可能性で憲法「改正」が発議されます。
「憲法なんて関係ない。」
と思う方もいるでしょう。でも、関係あるのです。
現在の憲法第25条では生存権を定めています。年金のような福祉制度を整える、という庶民に対する義務を日本の国家権力は有していますが、今の憲法はその根拠となっています。国を縛るのが憲法です。
しかし、安倍首相のような人たちは、これを骨抜きにしようとしています。それどころか、憲法を私たち庶民の心を縛るものに作り変えようとしているのです。
「いま日本にはおかしな奴が多いから、憲法を変えたほうがいいのじゃないの?」
という方もいるでしょう。しかし、泥棒をするな、人を殺すな、といったことは刑法で定めています。個人と個人の揉め事、個人と企業の揉め事を解決するために民法などのさまざまな法律があります。国を縛る法律、庶民に対する国の義務を定めたのが憲法です。もちろん、今の憲法にも問題はあるでしょう。しかし、安倍首相たちが望むような「改正」を許したら、私たちは当たり前に生きていけなくなるかもしれません。
今回の選挙では、どうか
「自民党を勝たせ過ぎない」
という選択をして下さい。日本が自分らしくあれる社会となりますように。