2014年9月、御嶽山の噴火でたくさんの方がお亡くなりになりました。
当時非常に違和感を覚えたのは、報道で明らかにお亡くなりになっているはずなのに、「心肺停止状態で救助」というマスコミの表現でした。
それまでならおそらく「ご遺体を発見」「回収」「搬送」などの言葉使いだったはずです。
法律では死亡も含めて人間の状態を診断できるのは「医師」だけです。
警察、消防、ましてやマスコミがかってに「死亡」と判断するのはおかしいと、どこからか横やりが入ったのではないかと想像します。
心配している家族は「心肺停止状態で救助」と聞いて要らぬ期待を抱くかもしれませんし、ミイラ化して発見されたご遺体も医師が判断しない限り、「心肺停止状態」と発表されることになります。
この表現が定着するかどうか半年待って書き込みました。
さすがマスメディアは上手く使い分けていますね。