2011年9月その③
それからイリアさんが、
「施設でのことをきちんとやるしかないで。
父親と母親とテツヤ君の関係が、
職場の仲間としての原点になるし、
自分達が目指しとるものになるんで。
外から見たら、
夫婦や家族の問題に見えるかもしれんけどなぁ。
家族やなんかのしがらみから外れたところで、
一人ずつ向き合っていく機会なんよ。
施設の理念にのっとって、
健全に運営していくための働きかけをするしかない。
どういうもんにしたら楽しい職場になるか、
父親が持っとった最初の理想について聞いてみてもええ。
施設をどうやったらいいものにしていけるか相談してみ。
やさしい気持ちで父親に働きかけりゃぁええ。
父親の母親やテツヤ君を辞めさそうとする思惑に、
引っ張られんようにせんといけん。
父親の原点の政治家になろうとした気持ちを、
思い出してもらうように話をしてみ。
お互いの想いを積み上げることが大事じゃけぇな。
物や金じゃのうて、
人の内側でつながることが大切じゃないですか?って、
父親が政治家として人のためにやろうとした気持ちを引き出してみる。
父親が本当のやさしさを思い出せるように、
手紙を書いてみたら?
自分をはっきりさせるために、
まず自分の気持ちをはっきりさせにゃぁいけんで。
そうせんと理解しにくい人にわかってもらうゆうのは出来ん。」
と言ってくれました。
自分が何のために、
父親や職員さんや役員さん達に働きかけているのか、
自分の原点を忘れてしまっては、
争うしかなくなってしまうし、
カタチにとらわれて苦しむしかありません。
でも気がつけば、
そうなっている自分。
自分なりに頑張ってきたものの、
クセから抜けだすのは簡単ではありません。
続く
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