プレッシャーに克つ話の続きです。
もちろんヤペェ話です。
で、ここからが本題なんですが、ある程度覚悟ができて仕上がってしまっているオレが、キメていることがあります。
レースの前にひとつだけ確認することがある。
万が一のアレとして、命の危険があったら。
そういう状況にならないように万全のアレにするのは当然としてね。この万全というのはもちろん普通の万全とは警戒レベルが違う、圧倒的な万全です。
日本で速くて名の知れてるドライバーが、ニュルでクラッシュして木っ端微塵になるのはよくあることで、そういう人だってもちろん並の腕ではない上でさらに気をつけているわけですよ。
それでもダメなのがニュル。専門家でもなかなか達成できないレベルの万全です。
で、本当にヤベーことになったらどうするか。
他人を殺して生き残ります。
相手か自分かどちらかが死ぬ状況になったときは、必ず相手に死んでもらいます。
勝負事は結果を出さないと応援してくれた人が不幸になるべ。レースで死ぬというのはその最たるモノです。究極の不幸。
多くの方に応援していただく唯一の責任として、オレは必ず生き残ります。手段は問わず。
こういうのは先にキメておかないとダメなんですよ。
その状況になったときに、いぎなり判断はできません。だって相手死んじゃうんだし。それでもヤルしかないときに、過不足なく遂行して生き残るにはやっぱ準備いるじゃないですか。
モーターレーシングの重大なインシデントって、最初はレースみたいなカンジなんですよ。スポーツというか競技というか、そんな顔をしてる。
それが、どこかの段階から命のやり取りになっているときがあります。
そのチェンジオーバーを見極めて、判断を誤らずに生き残るように行動するということですかね。
ヤルことが明確になっていれば、プレッシャーも不安もないのです。ただヤルだけ。
ある程度以上のドライバーなら、最終的に死ぬことまでアレしつつ、自分には関係ないこととしてその壁を突破しているんじゃないですかね。
知らんけど。
ここへんジョジョ第5部のブチャラティさんの覚悟がだいぶ近いので、もっとわかりやすく理解したい方は履修しておいてください。大学の一般教養でやるし。
覚悟はいいかオレは出来てる。
荒木飛呂彦先生は間違いなくスタンド使い。
まだ続きます。