(疲れて帰った夜も)1日5分でいいからギターを弾こう!」作戦はなんとか上手くいっている。メニューはこの前買った初歩の初歩の教則本をちょっとずつ、プラス昔に弾いていたお気に入りの練習曲を数曲(大体15分ぐらい)。

 

土日に休める仕事を選んだので、休みの日はゆっくりできるはず…?

まぁ、その点は誰もが同じだろうけど、平日できないことを全部そこに詰め込んでギュウギュウの時間割り。

 

昨日は放置していた家事と面倒な書類作成にほとんど時間を費やしてしまい、結局ギターを手にしたのは夜。うわ~、こんなはずではなかったのに…😓

 

それでも毎日、ギターを弾くことによる「安堵感」は私を幸せにしてくれる。

 

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【新しい曲を弾いてみたい!】

ギターを再開して1ヶ月ちょっと経ち、ある曲に対して「この曲、弾いてみたい!」と思う強い気持ちが湧いてきた。こんな思い、10年以上忘れていたなぁ。

 

曲名: Melodia de uma Noite

作曲者: Silvestre Fonseca

 

英語でのタイトルは「Melody of a Night」だけど、原題はどう読むか分からず、勝手に「馬🐴、のいて」と呼んでいる。

 

ネットで無料楽譜を探して印刷し、早速弾いてみた。私が聴いているギタリストのバージョンとはかなり違うので、その音源を聴きながら楽譜の音を書き換えていった(どうしてもそのギタリストと同じように弾きたいから)。

 

そして最適と思えるポジションや指遣いも、楽譜に同時に書き込んでいった。こんな作業も長い年月やっていなかったので、とても新鮮。

 

もう夜遅くなっていたので、迷惑にならないように小さい音で楽譜の音を追いながら奏でてみた。

 

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【魂が喜んでいる】

たどたどしくだけど、好きなメロディーを自分で奏でられる幸せ。そんな「魂が震えるような喜び」の感覚を取り戻せたことに涙が出てきた。楽器をやっている人には、きっとこの気持ちがわかってもらえると思う

 

ブランクが約10年となると、なおさらその感情は強い。実は再開してからいつの間にか、練習が終わった後にギターを抱きしめて「ありがとう。明日もよろしくね。」と、つぶいている。

 

そんなこと、もちろん以前にはしたことがない。

 

もし「あのままずっとギターを続けている自分」が別の世界(パラレルワールド)にいるとしたら、今より技術的には優っているはず。でもいくつかの暗黒時代を経て、不思議な成り行きでギターを再開した今の私は、その自分よりも「味のある演奏」ができるかもしれない。