再開した初日(1月3日)は、開放弦を鳴らす練習から入った。基本の「き」から再スタートである。そして「あれも弾きたい」「これも弾きたい」という嬉しくて舞い上がった状態からおよそ2週間が経った。

 

すると自分の弾き方に、気になる問題がポツポツと浮かび上がってくる。

 

例えば、右手の親指。ここのところ毎日スケール(抜粋)、ジュリアーニの120のアルペジオ(抜粋)、簡単な練習曲などを弾いているが、昔の感覚が取り戻せない。上手く制御できない。

 

まだ爪が伸びきっていないという理由を除いても、親指を弦に当てる角度や他の指とのバランスが上手くいっていないことがわかる。

 

そう言えば、初めてクラシックギターを弾き始めた頃も、一番悩んだがのが「右手親指」の使い方だったっけ。爪の形はどうしたらいい? どの角度で当てたらいい?…と、今また問い直すことになるとは!

 

最初に習った先生は私の親指があまりにも「真っ直ぐ」なのを見て、ちょっと残念そうな顔をしたっけ…(セゴビアと比較されると困る)。親指の形によっても、爪の整え方や弦に当てる角度は異なる。

 

先を急ぐ必要はない。曲を弾くよりもまず、スケールやアルペジオの練習を利用して、親指(p)の問題をスッキリさせることにしよう🙄

 

 

 

【正しい体の使い方って?】

ふと思い出したのが、整骨院に通っていた時のこと。

 

まず姿勢が悪い(いわゆる反り腰)と指摘され、「立ち方」と「歩き方」を指導された。家で鏡を見ながら立ち方を直し、足の裏や膝に負担がかからないフォームで歩く練習もした。

 

歩き方を変えるのは、本当に大変だった。意外と「歩き方」や「立ち方」なんて正式に教わっていないもんね。いつの間にか見よう見まねで歩き、不自然な形で胸を張って立つ「気をつけ~!」の姿勢が正しいと思い込んでいたのだろう(体育の授業の弊害)

 

その他にも今でこそ「体育座り」は体に良くないとわかっているが、今後は子どもの時から「正しい体の使い方」を知ることのできる機会を作ってほしいな。

 

楽器もそこからスタートだ。