一旦やめた楽器を、年月を経て再び練習し始める

ゼロからのスタートではないけれど、あの時の「続き」でもない

 

【ギター再開時に思ったこと】

ブランクが長いほど、いろいろと混乱が生じる可能性がある。

 

  1. 楽器や楽譜を手放していた場合、また買い直さねばならない
  2. 以前弾けていた曲が弾けなくなっていることに焦る
  3. 指が思うように動かない/構え方もしっくりこない感じ
  4. あのまま続けていたら、今頃は…などと考えがち
  5. もう一度、教室に通ってやり直すべきかどうか

 

(1)楽器と楽譜

後悔してもどうにもならないが、「一生物」と考えて思い切って買った楽器を、残念ながら売ってしまった私。治療に大金を費やしていた事情もあり、自分が無理なく買える安いギターを購入し直した。

 

大量に持っていた楽譜もほとんど手放してしまったが、当時レパートリーにしていた曲や、思い入れのある楽譜を少し残していた。それだけでも、自分をほめたい。いや…やっぱり「なんで、楽器も楽譜も手放しちゃったんだ~!」と叫びたい。

 

教本や楽譜はまた買えばいいと言われるだろうが、練習を重ねて「指づかい・ポジション・うまく弾けるコツ」などを自分で書き込んだあの楽譜たちは『財産』だったのだ。

 

実は今日、もしかしてクローゼットの中に残っていないかと「クリストファー・パークニングのギター・メソッド(英語版)」を探してしまった(2006年に買った教本)。諦めが悪いやつだ。

 

 

(2)(3)以前と比較してしまう

「再開」はゼロからのスタートではないが、決してあの時の「続き」でもない

 

「10年も弾いていない割には意外と指が覚えている」と感じたのは、ずっと弾き続けていた初級練習曲(コスト・アグアド・ソルなどの小品)。

 

しかしちょっと複雑な曲になると、「こんな難しい曲、よく弾けていたなぁ…。もう無理そう。」と過ぎ去った年月に圧倒されてしまう。ここで消極的になってしまったら前には進めない。

 

なんせ『再び』始まったばかりなんだから、一気に取り戻そうなんて思わなくていい。過去より「今」にフォーカスして、落ち着こう。

 

再開したばかりの時はうれしくて、以前好きで弾いていた曲を片っ端から弾いてみたくなる。そのあと自分の現状を把握し、また音階練習や初級練習曲を丁寧にやっていこうと心に決める。

 

これらは最初にギターを弾き始めた時の気持ちを思い出して、謙虚に地道に毎日練習を重ねていけば解決していくだろう(希望)。

 

 

(4)もしもあのまま続けていたら今頃は…

今頃は…めっちゃ上手くなっていたのか? 

憧れのバッハの「シャコンヌ」が弾けるようになっていたのか?

いや~、想像できへんなぁ。そんな輝かしい映像は全く浮かんでこない。つまり、この「もしも」は考えるだけ無駄である。やめとこ。

 

 

(5)もう一度、教室に通って習うかどうか

自分のフォームも気になるし、3年近く前に仕事で腱鞘炎やばね指になって重症化したあとだし、まずその辺をプロに相談した方がいいのかなぁ。そのようにも思ったけど、ひとまずどこにも所属せずに1人で練習していこうと決めた(経済的理由その他いろいろあり ※注)。

 

「どこにも所属しない=何のしがらみもない状態」も慣れているし、大丈夫😆

 

 

焦らなくてもいい

初めてギターを弾いた時の気持ちを、再び味わえるんだ

私は幸せだ♪

(おまじない)

 

※注

少数派の意見であることを承知で書きます。

ギター教室をネット検索する限り、まだ感染防止対策として「マスク着用、手指のアルコール消毒」などのアピールが多く見られます。私は過剰な対策は逆に健康に良くないと考えています。

 

習い事においても、例えばマスクをして水泳させるなど、異常としか思えません。個人的には口を塞がれ、呼吸が苦しい状態でギターを弾く事はできないです。表向きの対策なのか本気なのか、本音ではギター教室の先生はどうお考えなのでしょうか?(うわ〜、言っちゃったよ💧)